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転職した50代会社員の勘違い、再び味わうストレスの理由

やりがいスイッチナビケーターの相曽尚人です。

僕の友人が会社を辞めた。2度目の退職です。彼は前職時代の同僚。優秀な営業マンであり、8年間も支店長を勤めた50代のオトコ。1度目の時は降格で後輩の部下になった。長年、支店長を勤めたプライドが邪魔をして人間関係が悪化、ストレスとなった結果です。

その後、支店長時代から取引のあった同じIT会社に入社した。仕事内容は前職と同じ。期待され部長で迎え入れられた。会社の期待と応えられない自分とのGAPに溝が広がり始めた。結果、そのストレスが頂点に達し退職した。また、同じことを繰り返した。どうして、なんでしょうか?

表面的にはストレス。でも、それは根本ではないんです。働く意味を取り違えている勘違いが根っこにあります。真因は「3つの勘違い」です。

◆与えられる働き方=仕事と思う勘違い
◆出来ること=働き方と思う勘違い
◆他人から評価されること=やりがいと思う勘違い

働く意味の勘違い

出来ることだけを考えれば、世の中には自分以上に出来る人間はいるだろう、そもそも仕事というものは自分のやりがいでするもの。他人の評価ではありません。与えられて働く、他人評価に踊っているうちは、何度でもストレスはやってきます。50代で転職するということは人生の大きな転機。一歩立ち止まって、自分を振り返るチャンスがあったら、どうだったでしょうか?

自分を振り返ると様々なことが甦ってきます。〇〇にワクワクしたなぁ、夢中で〇〇をしたなぁ、〇〇が辛かったなぁ、楽しかったこと・苦しかったこと、50代はそんな経験・想いがギッシリと詰まっています。友人も一歩立ち止まることが出来たら、振り返ることが出来たら、人生後半の働き方を考えたに違いない。

僕が退職した時、声をかけてくれた方が少なからずいらっしゃった。それはそれで、うれしかった。最後の最後まで、お声掛けいただいた方には大変感謝している。友人との違いは一歩立ち止まったこと、自分の人生を振り返るチャンスがあったこと。

インターネットを通じてある起業家に出会った。そこで徹底的に自分の人生を振り返ってみた。いろんな想いが自分の中に渦巻く中、苦しかったことから、今の人生に踏み出すことを決意した。

50代は折り返しの人生です。だからこそ、一歩立ち止まって自分を見つめ直してから踏み出しても遅くはない。出来ることではなく自分が「夢中になれること」を探し、それを目指して人生後半を創って行く。それは勘違いのない自分だけの人生になる。他人評価に踊る人生の勘違いだけはして欲しくない。それには人生を振り返ることが大事だ。それも徹底的に!!

「楽しむ」を大切に