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【起業準備のコツ】強みは選んでいては見つからない訳

起業副業、どんな働き方をするにしても、ご自分の「強み」を見つけることはとても大事なことですね。

こんなことを言うと、「何を、今更・・・」なんて声が聞こえてきそうです。が、多くの人が強みの見つけ方を勘違いしています。

ちなみに、自分の「強み」を見つけるために大切なことはなんだと思いますか?

起業に必要な強みを見つ方とは「選ぶ」ではありません。これかな? あれかな?と探しているうちは見つからないものです。

今日は、【起業準備のコツ】強みは選んでいては見つからない訳、というお話です。

「強みの見つけ方」良くある勘違いとは

起業準備中に、自分の「強み」を明確にしておくは鉄則です。と言うのも、強みは見つけたつもりになっている場合が往々にしてあるからです。

ここが中途半端な状態だと、起業しても「モヤモヤの堂々巡り」になってしまいます。結果、「本当に、これで良かったのかな?」と、身動きが取れずに撃沈となりかねません。

“何事も強みの上に築け”と言われる通りですね。

今は何も決まっていない。やってみたいことはある。どのようなお仕事をするにしても、起業準備中に自分の強みは、きちんと腑に落としておきましょう。

勘違いには2つのパターンがある

最初は「できること一本やりの人」です。資格や知識があるから、それこそが強みと起業準備をする人ですね。勉強熱心な人、向上心が強い人、と言った感じです。

決して資格や知識を否定するわけではありません。起業する上で資格や知識は強みになります。でもね、それが全てではありません。

同じ分野で、あなたより知識を持っている人は山ほどいます。同じ資格を持っている人は五万といます。自信をもって強みだと思っていても上には上がいるものです。

そのような人達にリアルに出会ったり、ネットで見つけたりすると、自分の物足りなさを痛感。いっそう勉強に拍車がかかったりします。これでは、いつまで経ってもゴールまでの距離は縮まりません。学ぶ連鎖の落とし穴です。

次に「好きなこと至上主義の人」です。好きなことで起業したいと思う人ですね。本当に仕事になるのだろうか?と不安を感じながらも、コレしかないと思い込みは強いものです。

特徴は、なかなか踏み出せないでいることです。

起業セミナーや好きなコミュニティに参加してモチベーションは上がるけど、いざ一人になるとモヤモヤしてしまいます。「食べて行くには無理なのかなぁ」と不安が堂々巡りしています。

「好きを仕事に起業したい」、そのお気持ちには大賛成です。と言うのは、仕事を続けていくための原動力になるからです。

しかし、一方通行で、独りよがりになってしまう場合が少なくありません。あなたの好きは相手も好きですか?

起業に必要な強みとは、相手目線を大切にすることが必要になります。

起業準備で強みを勘違いする人の共通点

好きを仕事に起業したい人も、得意なことで一人ビジネスに挑戦したい人も、上手く行かない共通点があります。

それは、1つのことを「自分の強み」と思い込んでいることです。これでは、自分の一面しか見えていません。

大事なことは、好きも、得意も「強みとなる素材の一つ」だということです。

例えば、得意な資格でキャリアコンサルタントとして起業したいとします。しかし、その資格保有者は41842人です。(H31年調査データ)

すごい数ですね。これだけでも溺れてしまいそうです。

あなたが選ばれる確率は高くありません。実際のところ、食べて行けずに会社に所属する人はたくさんいらっしゃいます。

〇〇コーチングの資格を取って、それを”〇〇コーチ”みたいな肩書にして、仕事を考えるから猫も杓子も同じになって、選ばれない。だから、成果は上がらないわけです。

・取った資格をまんま使うとか     
・得意だから、それをやるとか
・好きだから、それをやるとか

起業に大切な強みは、一択みたいなものではありません。

強みは「組み合わせ」で見つける

起業する上で大切な強みの見つけ方は、多方面から自分を見ることです。知識や資格は強み素材の一つにしか過ぎません。

仕事にしても、プライベートにしても、誰かの役に立ったことはあるかと思います。どんな小さなことでも役に立ったことは強みの素材なんです。

大事なことは「強み素材の組合せ」です。

例えば、広告代理店に15年間、営業兼ライターとして企業の宣伝や集客活動に携わってきた会社員の場合です。

趣味は食べ歩き。店の種類ごとに地域、特徴、シェフのお薦め料理などがノートにはびっしりと書いてある。「友達に○○記念日にはどの店がいいかな」「接待で使う和食の店はどこがいいかな」とよく相談される。教えてあげると「みんな口を揃えて良かったよ」と喜んでもらえた。それ程、食べ歩きが好きな人だとします。

《 強みの素材 》
・広告代理店15年間の営業兼ライターの経験で宣伝集客記事を書くこと(できること)
・一流店からB級グルメまで食べ歩いてきた経験が喜ばれた(好きなこと)

素材を活かして、役に立てることはなにか”と考えてみましょう。2つの強み素材を組み合わせるとこんなふうになります。

【企業の宣伝活動一筋15年間の学びと食べ歩きの経験で流行る飲食店・流行らない飲食店の理由が理解できる】これが強みの一つになります。

そして、“どうしてあげたいのか”と考えてみます。

【美味しいのに流行らない飲食店が話題の満席店に変わる集客ライティング】、これが自分の価値となります。

強みが明確になり、提供できる価値が一段上がります。

単なる集客コンサルタントではなく「自分らしさ」が生まれました。組み合わせることで「独自性」が出てきたということです。

あなたの強みとなる素材を組み合わせてみてくださいね。

ちなみに「好きなこと」とは正反対の「コンプレックス」も、克服できたのであれば強み素材の一つです。思いだしたくないかもしれません。でもね、最大の強みになる可能性があります。

なぜなら、相手の気持ちを自分事としてとらえることが出来るからです。痛いほど、相手の気持ちが分かります。「アッ、私と一緒だ。この人なら聞いてみたい」と選ばれる理由が、そこにあります。

一つひとつは可能性という素材でしかありません。「選ぶ」のではなく「組み合わせる」ことが重要です。

まとめ

あなたの経験の一つひとつが強みの素材です。その一つをとって「強み」と言っても始まりません。ご自身の経験を棚卸し、素材を集め「組み合わせること」これが鉄則です。

自分らしく仕事がしたい、起業したいと考えるのであれば「ご自分の強み」を明確にすることが最初の一歩となります。『あなたの本当の強みはなんですか?』、この答えが「ありたい未来」に導いてくれるはずです。

それでは、「楽しむ」を大切に

  

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