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【40代の起業が上手く行く】準備前に知っておく4つの心得

40代からの起業

 

40代で起業する人の割合が一番高いってことはご存知ですか?2018年に起業した人の開業平均年齢は43歳と言うデータがあります。全体に占める割合は、40代が35%、50代で19%です。合わせれば全体の54%にもなります。

 

 

今や7人に1人が起業を考える時代です。あなたも一度くらいは、起業?複業?転職?と働き方について考えたことがあるのではないでしょうか。会社帰りに書店に寄って気になる書籍を購入。もう一歩進めるためにセミナー・勉強会に参加した方もいらっしゃるかと思います。

 

 

このビジネス書や起業セミナーには共通点があります。何かお分かりになりますでしょうか?

 

 

それは「良いこと」しか書いてない、聴けないということです。確かに「良いこと」は「ありたい未来」をイメージさせてくれます。ゴールを明確にすることで「やりがいスイッチ」が入ります。気持ちが前に向きます。とても、大事です。

 

 

しかしながら、本当に知って欲しいことは、著者や講師が「どんな苦労をしてきたのか」。ここが、とても重要です。今後、あなたが起業準備を進めていけば著者や講師の「苦労した経験」は、高い確率でご自身にも起こり得ます。そこで、慌てず、しっかりと未来を見据えて起業準備を整えるためにも知っておくことは欠かせません。

 

 

40代は人生の折り返しです。人生100年時代とは言え、健康年齢は男女ともに80代です。今までは我慢の連続だったかと思います。だからこそ、自分らしく働きたいと起業を選択するのであれば「夢中になれる働き方を生涯楽しむこと」をゴールにして欲しいものです。

 

 

本コラムでは、起業準備を始めるにあたり「知っておいて欲しい4つの心得」についてお話し致します。

 

 

 

 

 

 

起業に必要な「資金」とは何か

 

起業相談に来られる40代の方に多く見られるご質問の一つに、開業するための資金調達が上げられます。とても、大切ことです。しかしながら、起業に必要な資金とは、あなたが想像していることは別のものです。

 

 

ここをきちんと知っておくこと、勘違いしないことが最初のお話です。それでは、順を追ってお話ししたいと思います。まず、起業には2つのパターンがあることを知っておきましょう。

 

 

それは「大きく始める」と「小さく始める」です。人それぞれの考え方はあるでしょうが、私は「小さく始める」をお薦めします。それは「リスクを最小限」に起業準備を整えることができるからです。

 

 

大きく始めるとは、例えば、銀行からの借り入れ(商品仕入れ・宣伝広告など)、社員を雇う、事務所を構える、会社を退職する、などが上げられます。この場合、事業計画書を作成し、助成金・補助金・銀行融資などを申請する。また従業員を雇うなど、俗にいう開業手順を踏んで行きます。

 

 

メリットと言えば、事務所・店舗をデンと構えて優越感に浸ることができます。でも、ある意味、自己満足のように思います。デメリットは極めて高い支出と言うことです。

 

 

小さく始めるとは、自分の身体一つでビジネスを始めること。個人事業主として始めることです。例えばモノを売るにしても、店舗を借りずにご自分のネットショップで販売などの支出が最小限になるビジネス。積み重ねた経験・知識を教える「ある種の先生業」など。自分を商品にして、社員は自分ひとり、自己資金の範囲で小さく始めることです。事務所も自宅やシェアオフィスを利用すれば問題ありません。

 

 

この場合は、ご自分の提供価値を定め、商品を作り、情報発信の手順を踏んで行きます。加えて、会社員のままで起業準備を整えて行くことが可能になってきます。メリットは「最小限のリスク」で済むこと。デメリットと言えば地道にコツコツ継続することぐらいです。

 

 

どちらを選ぶにしても共通点があります。

 

 

それは、起業しても、すぐに軌道に乗ることはないと言うことです。つまり、最初から収入は見込めないと言うことになります。理由は至って単純、「あなたのことを誰も知らない」からです。ここが最初の壁となります。

 

 

大きく始めて、収入が不安定な状態のままでは家賃・借入返済・人件費など固定費は出て行く一方ですね。大きなリスクとなります。起業初年度は、あなたのこと、あなたのビジネスを知ってもらうことに全精力を使わなければなりません。

 

 

起業に必要な資金とは、「軌道に乗せるまでの期間、1年程度の最低限の生活費」と言うことです。会社員で起業準備をしながら、給料・ボーナスという固定収入があるうちに確保しておくことがリスクを最小限することがポイントです。

 

 

 

起業家思考と会社員思考の違い

 

40代は知識や経験も豊富、知力体力ともに充実しています。組織の中ではリーダー的な存在、加えて仕事をする上で資格を取得した方も少なくないと思います。ところが、この豊富な経験が曲者です。知らず知らずに身についてしまっていることがあります。

 

 

なんだと思われますか?

 

 

それは思い込みの壁です。何かコトを起こす際には、頭の中だけで判断してしまう癖がでることです。前述の通り40代は豊富な経験があります。失敗しないようにするには知識が必要なんてことが刷り込まれています。知識が足りていないと「不安」、「踏み出せない」と言う思考になるものです。知識が優先してしまいます。言葉を変えれば、知識がないから「動かない・動けない」と言う思考です。

 

 

頭の中だけで考え判断していても実際の成果は見えません。前に進めないまま不安が大きくなるだけです。失敗も輝ける成果です。上手く行けば、さらに良くしよう。そうでなければ、やり方を変えてみようとなります。判断できるからこそ、一歩前に進むことが出来ると言うことです。

 

 

40代で起業準備を始めると無意識のうちに経験でものごとを判断してしまいます。経験のないこと、知識のないものは「怖い」と言う意識が働きます。どうしても、「出来ること」中心で判断しがちです。ご自身の資格を活かそうとか、知識・ノウハウに磨きをかけようと考え始めます。決して悪いことではありませんが、それだけでは上手く行きません。

 

 

考えてもみて下さい。あなたと同じ資格を持っている人は、どれだけいるのでしょうか?その中から、あなたは選ばれるでしょうか?資格だけでは稼ぐことは難しいと言うことです。資格が働き方を決めるのではありません。知識・ノウハウ、資格偏重主義にならないようにしましょう。
※関連コラム「起業を考える50代がハマる資格取得の罠」

 

 

起業家思考とは会社員思考とは逆なんですね。「やってみよう」と行動を起こす気持ちが持てるかどうかが重要です。その訳は、上手く行っても、そうでなくても、そこには成果があるということです。誰もが知っている発明王エジソンもこんなことを言っています。「私は失敗したことがない。ただ、1万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ。」とね。

 

 

会社員の思考は「メンタル3割・ノウハウ7割」。起業家の思考は「メンタル7割・ノウハウ3割」。真逆となります。起業前に知っておいて欲しいことは、「やってみるという気持ちへの変換」です。机上の知識も必要です。インプットしていくことは、とても重要なことです。でも、実体験に勝るものはありません。決して、頭でっかち、知識コレクター、勉強ジプシーなんかにならないようしましょう。

 

 

 

家族とのあり方とは

40代は経済的にも安定している人が多いかと思います。とは言え、住宅ローンや子供の教育費などお金は出で行くものですね。起業して軌道に乗せるまでの生活の苦労を考えれば、ご自分の覚悟だけでは立ち行かないものです。しかしながら、起業への想いばかりが先に立つと家族を説得しよう! わかってくれるはずだ! と考えてしまいます。

 

 

この「説得」がいけません。ご自分の意見は正しいとして説明を始めます。相手の気持ちは横に置き、一方的になってしまうものです。大切なことは「家族の理解」です。

 

 

起業すれば、ご自分で判断し、答えをだして進んで行きます。自分に責任を持つと言うことです。当然ですが、良いことばかりではありません。山もあれば、谷もあります。モチベーションがダダ下がりなんてことも出てきます。そんな時、あなたの愚痴を聞き、痛みを共有し、拠り所になってくれるものが「家族」です。だからこそ、「お互いの理解」なんです。

 

 

私自身、起業を志したきっかけは経営トップと衝突し、2段階降格左遷を味わったことです。どうして俺が?なぜ?と働く意味を考え始めたことにあります。自分らしくイキイキと働きたい!やりがいとはなんだろうか?と探し続けて起業と言う選択肢に行き着きました。

 

 

最初は嫁さんを説得しようと自分の意見ばかりを言い、相手がどう思っているのかは聞き入れる余地がありませんでした。当然ながら猛烈な反発です。同じ屋根の下に長年暮らしても、元をただせば、他人です。それぞれの価値観は違います。尊重し合えるから家族です。そこが抜けていました。今では、私の働き方を理解し応援してくれる一番身近な存在です。
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起業するとは家族と一心同体だと心得て下さい。最後まで、あなたの支えになってくれるのが家族です。起業して成功するために努力を惜しまないという決意を持つのは当然ですが、その前提条件として「家族の幸せ」があるべきだということを忘れないようにしましょう。

 

 

自分で選んだ道だからリスクをとるという覚悟と家族を不幸にするということは決して同じであってはいけません。だからこそ、説得ではなく、理解と言うことです。

 

 

 

時間軸の大切さを知る

 

40代で起業を志すのであれば、特に意識して欲しいことがあります。それが「時間軸」です。40代ともなれば、リーダーとして組織の評価、お客様や上司とのお付き合い、部下の育成、家族サービスなど忙しい毎日かと思います。そうすると、今日は忙しくて疲れた、今度の週末にやろう、みたいに先送りが始まります。

 

 

人間どうしても楽な方へと流れてしまいます。次第に習慣化しズルズルとなってしまうものです。これを続けていては、ご自身が決めた起業までの距離は縮まりませんね。こうなってしまう大きな要因は「時間軸」がないことです。ゴールまでの時間を決めることが大切になります。理由は、時間軸は「強制力」を生み出すからです。

 

 

例えば、学生時代の期末テストを思い出してください。1ケ月後にテストがある。そうするとどうなりましたか? 必死になって頑張りましたよね。単位は落としたくない。留年は避けたい。ギリギリでもいいから合格したいと思って必死に勉強したのではないでしょうか。つまり、期末テストと言うゴールまでの時間軸が行動するための「強制力」を生み出した言うことです。

 

 

さらに言うと、そこまでに何をするべきかと考えて努力しましたね。つまり、時間軸を決めるとは「行動を促す力」と「具体的な思考」を与えてくれるのです。

 

 

私自身、起想塾スタートアップ・ラボを主宰しながら、東京では起業スクールの講師もやっています。多くの起業を志す人とお会いします。そこでわかったことがあります。

 

 

お仕事の立場、環境はあろうかと思いますが、「いつ起業するの?」と質問すると、起業できない人・しない人は、例えば「2年後」です、とお返事されます。そして、しばらくぶりにお会いして「その後、どうですか?」とお聞きすると、「2年後」です、と同じ答えが返って来ます。いつまで経っても2年後なんですね。

 

 

ところが、起業できる人は、例えばこんな感じ、「2020年の4月です」とお話しされます。○○年○○月と明確な時間軸を持っています。この「明確」であることが重要です。

 

 

起業はゴールではありません。スタートラインに立っただけに過ぎません。ここからが本番です。どんな些細なことでも、何事を決めるにおいても前述の通り、ご自分でやってみて、判断し、進んで行きます。そんな時、「いつまでに」時間軸がないとダラダラと進んでしまいます。逆に時間軸が明確だと逆算思考でものごとを決めて行くことができます。いつまでに、何をすれば良いのかと思考が働きます。

 

 

時間軸を決めるとは、一つひとつの階段を登りながら、達成感を得て、モチベーションを維持したままでゴールに向かって行く行動力を生み出してくるものです。あなたの「ありたい未来」を描くことは大切なことです。でも、それだけではいけません。何年何月と明確なゴールまで時間軸を定めることが重要です。そして、逆算思考で階段を登って行きましょう。

 

 

 

まとめ

漠然とでも起業を考え始めた時は、4つのことを思い出してください。

◆起業に必要な「資金」とは
※軌道に乗せるまでの期間、おおよそ1年程度の最低限の生活費。

 

◆起業思考と会社員思考の違い
※会社員の思考は「メンタル3割・ノウハウ7割」。起業家の思考は「メンタル7割・ノウハウ3割」頭でっかち、知識コレクターにならない。

 

◆家族とのあり方
※起業するとは家族と一心同体だと心得て下さい。最後まで、あなたの支えになってくれるのが家族。だからこそ、「説得」するのではなく「理解」してもらう。

 

◆時間軸の大切さ
※明確に「何年何月」と決める。時間軸を決めるとは「行動を促す力」と「具体的な思考」を与えてくれる。時間軸が明確だと逆算思考でものごとを決めて進んでいける。

 

 

起業準備に入ると知識・ノウハウを追い求めるあまり、4つの大切なことを飛ばして進みがちです。準備を始める前の前に「ご自分の腑に落とす」、その上で準備に入って行きましょう。そうすることで、まっすぐな気持ちで進んで行くことが出来ます。起業は手段、その先にある、あなたの「ありたい未来」がゴールです。

 

 

起業するとは、働き方が生き方につながることです。

 

 

 

 
 

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などなど。

 

「何を、どうしたらいいか分からない」、「自分らしくイキイキと仕事がしたい」という人は、まずは気軽に読んでみてくださいね。

 

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