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起業の年齢は「若いほど良い」は嘘である理由

先日、「20代のうちに起業すべき」という記事を読んでいて、妙な違和感がありました。でね、その理由は何だろうと?考えてみました。

それは、「とにかくやってみれば良い年齢」だと書いてあったことです。記事に書かれた4つの言葉が違和感の原因ですね。

・失敗してもダメージが大きくない年齢
・準備しなくてもチャレンジできる
・第二の新卒ということで就職できる
・守るべき「家庭とか会社での地位」がない

本当にそうでしょうかね?

今日は「起業の年齢」について考えてみたいと思います。

【目次】

起業年齢は若いほど良い?

起業に踏み出すには、若いほど「やり直すチャンス」が多いことは否定しません。が、しかしですね、「失敗してもダメージが少ない」はいかがなものかと思います。

と言うのも、ダメージというものは人それぞれ感じ方が違いますよね。精神的にも、経済的にも、です。そこに年齢は関係ありません。

20代で起業したが上手くいかずに負債を背負ってしまった。だから、会社員に戻って返済しながら、再起を目指す。まぁ、確かに、強いメンタルがあれば、可能かと思います。

でもね、これでは、ギャンブルと同じです。1年後、2年後に、まだ、起業にチャレンジする気持ちが残っていれば良い方かと思います。

毎月の給料に慣れ親しみ、結果として失敗した事実だけが頭に残りネガティブになってしまっては、ギアチェンジがうまく行かないのではないでしょうか。

もう一つ言うと「第二の新卒で就職できる」、本当でしょうか。腰掛的な人よりも会社の将来を担う人を採用したいと思うものです。人事担当だって、そんなに甘くはありませんよね。

20代の起業は称賛してい良いのか?!

20代が起業には最適な年齢みたいな言い方には賛成できませんね。若くして起業することが最高で、会社にしがみつくサラリーマンはダメ人間的な考えに反発を覚えました。

これでは、40代で起業を考え始めた人はどうなってしまうのでしょうか。

あなたにチャレンジする機会は残されていないよ、と言われているようなものです。さらに、すぐにやってみる「準備はいらない」ということに強く違和感がありました。起業だからこそ、入念な準備がいるのです。

まるで、私が50代で起業を考え始め、紆余曲折しながらも幸せをつかんだ実体験を否定された感じです。とは言え、今思うと「もう少し、早く起業していたらと思ったこと」は否定しません(苦笑)

確かに40半ばを過ぎ50代ともなればミドルエイジと呼ばれます。守るべきものがたくさんあるのも事実です。でもね、経験を積み重ね、スキルや人脈が蓄積されていることを忘れてはいけません。

さらには、多少なりとも貯蓄もあります。そして、子供も卒業間近、もしくは社会人かと思います。ある程度の経済的な自由もある年代ですね。じっくりと、人生後半戦の働き方を準備できます。つまりは、起業に向いた年齢とも言えるのではないでしょうか。

一概に起業に適した年齢は、若ければ良いとは言えないものです。

起業を考え始めた人の共通点に年齢は関係ない

20代であろうが、50代であろうが、起業を考え始めた時には共通点があります。それは、なかなか踏み出す勇気が出てこない。「躊躇する」と言うことです。

その要因は大筋3つのことですね。

・何から始めれば良いのだろうか
・自分に何が出来るのだろうか
・生活していけるのだろうか

何をどうすれば? 自分に確信を持ちたい! と一歩踏み出すことができないものです。

起業はギャンブルのように何度もチャレンジするものではありません。正しい手順があります。それに従い行動に移せば失敗する確率は極力減らすことができます。だから、年齢に関係なく、精神的にも、経済的にも自由になれる準備が絶対条件なんです。

とは言え、長年会社勤めをしていれば、なかなか、変われないものですね。ましてや安定という湯船の中につかっていたのです。でもね、それが普通です。

私が違和感を感じた記事のライターは、自分でも気づかないうちに準備を整えていたのだと思います。たまたま、それが20代だったと言うことだけです。

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結論:起業するタイミングは人それぞれで良い

起業を考え始めた人には、それぞれの事情があります。その時の年齢は40代かもしれません。50代も多いものです。定年後だって考える人はいます。ちなみに、統計数値を見れば40代+50代で起業する人は全体の50%に及びます。

起業には年齢は関係ないと言うことですね。

どうしても「○○な仕事を始めたい」と思える強い気持ちがあれば、起業することで「自分の未来」を開くべきだと思います。むしろ40代で起業準備を始めることは望ましいと思います。知力体力に加え、経済的にも安定しています。幅が広がると言うことですね。

確かに若くはありません。人生の後半戦です。「チャレンジ意欲」だけではリスクがあります。50歳目前ともなれば、会社人生を走り続けて来たんです。だからこそ、悩んで、悩み抜いて、それでも起業するんだと思えた時が、起業準備のタイミングかと思います。

ちなみに、50代で起業した私の「若さ」に対するひがみ根性ではありませんので(笑)

起業とは年齢に関係なく、「夢中になれる働き方を生涯楽しむ」ことです。

それでは「楽しむ」を大切に

 

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