【50代で早期退職後に悩まない】ゼロから起業の方向性を見つける方法
50代で早期退職をしたのだが、現実は思い描いていたものとは程遠い。第二の人生は気持ち豊かに過ごしたい。でも、勘違いだった。あなたはいかがでしょうか?
なぜ、そのようなお気持ちになるのでしょうね。
その大きな要因は、「何をしたい」がボンヤリとしたままで早期退職しことです。現役時代は、あれほど「自分の時間」が欲しいと思っていたのに、いざ、時間ができると「何をしていいのかわからない?」となります。
逆に言えば「何をしたいのか?」が見つかれば、第二の人生は豊になるということです。
今日は、【50代で早期退職後に悩まない】自分らしい働き方を見つける方法というお話です。
目次
50代で早期退職して240日後に出てくる喪失感
早いもので、リーマンショックから10年が経ちましたね。景気の落ち込みから事業縮小、先行きは不安ばかり。起業しようと、50代で早期退職されるサラリーマンは少なくありません。
退職後は、すぐに健康保険や失業手当の手続きに役所を訪れます。各種手続きも終わると「やっと自由だぁ」と晴れ晴れした気持ちになります。そうして90日の待機後、150日間の失業手当が支給されます。第二の人生に向けていろいろ考え始めるものです。
例えば、興味の持てそうなコミュニティに入ったり、地元のボランティア活動をしてみたりします。でも、なにか気持ちが満たされない。現役時代は、あれほど「自分の時間」が欲しいと思っていたのに、実際のところ、毎日が自由になると気分が滅入ってくるものです。
結局、第二の人生をどうするのか分からないまま失業保険が切れ、収入がなくなります。そして、240日後に、またまた将来の不安が首をもたげてきます。
すると、とりあえず、目の前にある状況をなんとかしてから、もう一度、第二の人生を考えて行こうとなります。結果はハローワークに通い仕事の募集を探します。
しかし、50代ともなれば間口は狭いもの。以前の肩書なんて、何の役にも立ちません。その上、ハローワークに行くこと自体、負の空気が漂っているようで気分が落ち込むものです。
そして、起業を考え始めるのですが「自分は何が出来るのだろうか?」、糸の切れたタコのようにフラフラしています。退職前と同じように、モヤモヤを抱え込むわけです。
早期退職後、第二の人生で「何をしたいのか?」を考える時間は240日だと意識しましょう。
50代だからこそ培ってきた経験を棚卸する
50代で起業を考える人は、年々増えています。個別相談に訪れた50代の方に、「早期退職する前は何を考えていましたか?」と質問すると、「好きや得意な経験を活かせたら・・・」「そのような仕事で収入を得られたら・・・」と、漠然と考えている人は多いものです。
結果として退職前と同じようにモヤモヤしています。そうなってしまう要因は「働き方の方向性」が決まっていないからです。
これまで50代ともなれば、様々な経験を重ねてきましたよね。大事なことは、最初に「自分の価値感に沿った働き方」を定めることです。
・働き方を決める上での強みは何だろう?
・好きで情熱が湧くことは何だろう?
・家族や仲間とはどんな関係でいたいのか?
・第二の人生とはどのようなことなのか?
・目安としてどの程度、稼ぎたいのか?
50代だからこそ第二の人生は、「自分スタイルを大事」に「自分が主役の働き方」であるべきだと、私は思っています。それは、培ってきた経験を活かすことが出来るからです。
これまで経験を振り返り、「自分の価値観に沿った働き方とは何か?」を言葉にし、見えるようにして行きましょう。
働き方の方向性を定めるためにはコツがあります。そこで、有効な12の質問をご用意しました。あなたが、働き方の方向性に迷っているのなら、是非、やってみてください。
【自分の価値観に沿った働き方を考える12つの質問】
2)充実感がある、やる気になることは何ですか?
(お仕事でもプライベートでも)
3)長年のお仕事で得意と思えることは何ですか?
4)成果や実績を上げたと思えることは何ですか?
(お仕事でもプライベートでも、小さなことでも)
5)今まで時間とお金をつかったことは何ですか?
6)辛かったけど克服できたと思えることは何ですか?
7)マイナスの経験で得たこと学んだことは何ですか?
8)これまで経験や成果を数字で表してください?
(お仕事でもプライベートでも)
9)やってあげたら喜ばれたことは何ですか?
10)人から相談されたり頼まれたりすることは何ですか?
11)今まで時間とお金をつかったことは何ですか?
(家・車は除く、自分のために)
12)”なぜ、こんなことが出来ないの”と思えることは何ですか?
(その人を見た時に)
自分がそう思えば、それで結構です。書き出してみて下さい。そして、出てきた回答に優先順位をつけて見ましょう。上位4つのことに絞って、「どんな働き方になりそうか?」と考えて見て下さい。
最後に、「今後の人生で、どのような人の役に立ちたいと思いますか? 」「あなたは、3年後、どうなっていたいですか?」、2つの質問に応えてみて下さい。
一度にやる必要はありません。日にちを置いて、じっくりと、できるだけたくさんのことを書いてみて下さい。同じようなことでも結構です。「行きつ、戻りつしながら」やってみましょう。
きっと、見えてくるものがあるはずです。
ゼロスタートでも12の質問で起業の方向性が見えてくる理由
50代は、これまでに積み重ねた経験がありますね。夢中で取り組んだことや、好きなこと、得意なこと、辛かったけど克服できたこと、様々な経験があるはずです。
幼少期、学生時代、会社員時代いろいろなことをしてきたと思います。
ワクワクすることは何だろう?、仕事で得意だったこと何だろう?、”友達からすごいねぇ””あなたらしいよね”なんて言われることはないだろうか?、これからも続けて行きたいものなんだろう?、これらはの答えは「自分の価値観に沿った働き方」につながるものです。
例えば、音楽が好きでコンサートに出掛けることも好き。でも、楽器を演奏する方がワクワクする。時間が経つのも忘れてしまうものです。小学校から社会人の今までずっとピアノをやっている。たまに頼まれて、近所の子供に教えたりもする。こんな感じで問いに答えてみて下さい。
掘り下げた答えが「あなたの強みの素材」になります。
人は誰でも、無意識のうちに制限していることがあります。それは、お金と時間です。この制限があるから「無理だよなぁ」となってしまいます。
つまり、「諦めていること」があるなら、一旦、「お金と時間の制約を忘れて考えること」です。すると、「こんなことが出来そうだ」「こんな場所で仕事がしたかった」と想いが膨らみます。
無意識に止めていたことを開放すると「あなたの価値観」が現れるわけです。地味コツな作業ですが、質問に答え、優先順位をつけます。そして、上位4つを、それぞれ組み合わせて下さい。
イメージしてもらうために例をあげると、
辛かったけど克服できた経験=>78㎏の体重で、職場でも、毎日の生活でも、周りの目線が気になり、ジムに通ったけどリバウンドしてまい辛かった。でも、今では53㎏を維持できる痩せ体質になった。
こんな感じです。そして、組み合わせるわけですね。
自分の価値感に沿った働き方の方向性が見えてきましたね。これを磨き上げて行けば、自分が主役の働き方の方向性が定まるというわけです。
あなたなら、どんな働き方がイメージできるでしょうか?
何が正解というものはありません。こんな働き方があったらいいな?と考えて行きましょう。
まとめ
50代こそ自分のスタイルで働くことを大事にしてください。人生の後半戦は、働き方を生き方変えていきましょう。生き方を実現するために働く意味があります。
退職後、「何をしたいのかわからない」と悩んだ時は「自分の価値観」「働き方をつくる強みの素材」を書き出してみることです。つまり、自分が主役で生きていて行くと言うことなんです。
まだ、人生を折り返しただけに過ぎません。これから長い第二の人生です。楽しいこともあれば、辛いことも出てきます。そんな時に、背中を押してくれるもの、それが自分の価値観に沿って働くと言うことです。大切にして行きましょうね。
それでは、「楽しむ」を大切に
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