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起業準備中の迷いを断ち切る「たった一つの方法」

起業しようと心に決めたものの、いざ、準備を始めると「これで良いのかな」と迷いが生じてくる。こんな気持ちになったことはありませんか?

しかしながら、会社の同僚、友人など周りを見ても気軽に相談できる人がいない。ましてや家族に相談すれば反対されるかもしれないと不安になってきます。

出勤途中の電車の中で「起業△相談」「サラリーマン△起業△方法」とスマホで検索し、気になったサイトを読み始める。帰宅途中には本屋に立ち寄り「起業本」や「ビジネス書」を手に取りパラパラとめくる。よし、これにしようと手に取りレジに向かう。

ところが、一週間後もモヤモヤのまんま。不安だけが堂々巡りです。

今日は、そんな不安を断ち切り、起業準備を前に進めるためのシンプルな方法についてお伝えしたいと思います。

【目次】

起業しようと心に決めた理由は何ですか?

起業準備を始めた人には共通した気持ちが芽生えるものです。学んでいるのに「腑に落ちない」と感じることです。根底には「強みもアイデアもはっきりしない」という焦りですね。

すると、あのセミナー、この勉強会とネットで探しては参加してみる。でも、結果は変わないのではないでしょうか。

そんな不安を断ち切り、起業準備を前に進めるシンプルな方法は「あなたが起業しようと心に決めた訳」を書き出してみることです。

◆あなたが起業したい理由は何ですか?この質問を自分自身に投げてみて下さい。

「えっ、そんなこと」と思うかもしれません。でも、これが迷いをなくして準備を前に進める一歩となります。起業準備を始めるとその理由を忘れ、ついつい知識やノウハウに走りがちです。学ぶことは大切なことですが、そこに固執すると、いつの間にか起業することが目的になってしまいます。

大切なことは、起業して「どうなりたいのか」ここが目的です。だから、起業したい理由をきちんと書き出して「あなたのゴール」を忘れないことが必要になります。

起業することが目的になってしまうから知識、方法とか手段ばかりが目につくようになってくるものです。これも、あれも必要と考えてしまうから迷いが生じます。働き方の方向性が定まっていないのに、何を学ぶのでしょうか。闇雲に学んでもモヤモヤとするだけです。

「起業したい理由」と言うと簡単そうに見えますが、中々、書き出せないものです。もし、こんなことが出てきたのなら、まだまだ起業したい理由が不明確です。

・上司、部下の人間関係に悩まされないで楽になれる
・残業もなくストレースフリーな人生に踏み出せる
・お金持ちになって自由な生活を得ることができる

もっと、根っこにあるものが本物の理由です。あなたの周りに起業した方がいれば、是非、あなたの起業したい理由を話してみることをお勧めします。見当たらないのであれば起業セミナーなどに参加し主催者にお会いしてみて下さい。キチントした方であれば、きっと「まだまだですね」「自分の軸なるもの知りましょうね」と返ってくると思います。

一見、華やかで、あの方のようになってみたいと見えるのはメディアの中だけです。起業して成功をつかんだ人達は、試行錯誤を繰り返しながらも、地味な努力を続けています。毎日、寝ても覚めても仕事が浮かんでは消えの繰り返しです。でも、起業したいと理由があったのです。

それぐらいの覚悟が必要になります。だからこそ、あなたが起業したい理由は何かの答えがいるということです。それでも、あなたは起業したいと思いますか。

起業したい理由には「やりがい」がある

ビジネスが回っている状態とは「継続」と言われています。「やり続ける」ことが出来るか否かが起業には重要だということですね。では続けていくためには何が必要でしょうか?

メンタルの強さです。モチベーションが維持できることが必要になります。つまり、仕事に「やりがい」を感じなければ、起業は上手く行かないということです。

起業すれば上手く行くことばかりではありません。そうでなくても続けていくだけの強い覚悟が必要です。会社員のように誰かが助けてくれる、なんてことはありません。強い覚悟を支えてくれるものが「やりがい」です。迷った時の拠り所になる働き方の軸こそが「やりがい」なんです。

例えば、起業して「お金を稼ぎ自由を手に入れるぞ」という理由には、ある意味、成り上がるパワーを感じます。しかしながら、それだけでは、失敗する確率は高いように思います。

偶然、最初の1年は偶然にも上手くいった。高級車を手に入れる、海外旅行三昧みたいなことでお金を使う。そうすると、それがゴールに見えて来ます。2年目に入りお客様は激減、売上は下がる一方、上手く行かない。高級車も手放した。海外旅行なんてのはもってのほか。すると「この仕事で良かったのかな」こんな気持ちになると思います。その後は、見えるようです。

つまり、お金持ちになりたいだけでは「やり続けること」はできません。苦しい時でもやり続けることができるからビジネスは回っていくのです。

起業すると最初にぶつかる壁は「迷い」です。良いことばかりではありません。想い描いた通りには行かず「辛いこと」もあります。迷いや不安が出てきます。自分自身が最大の壁となります。

本当にこの仕事で起業して良かったのか? とモヤモヤに逆戻りしないためには「ブレない働き方の軸」を自分の腑に落としておく必要があります。

起業したい理由を突き詰めていくと、そこには「やりがい」が隠れています。それを見つけていきましょう。自分の価値観に沿っていない働き方では続けて行くことは難しいものです。

自分の価値観に沿った働き方を創ることが起業です

起業したい理由には「そのことなら夢中になれる」「辛かったけど克服できて今がある」、そんな想いがあるものです。あなたの価値観をつくり上げているものです。これが働き方の方向性を決めていきます。ブレない働き方の軸になるものです。

例えば、会社勤めで人間関係に悩んで鬱になった。でも、乗り越えることが出来た。周りを見ると同じように苦しむ人がいる。自分の経験は役立つのではないか、なんとかして上げようと思った。起業準備中に迷いがでたときは、このような理由を見つめ直して下さい

「だれか」の「役に立てる」とは、すでに価値のあるものです。価値観に根差していることで「やりがい」が持てます。「すでに価値のあるもの」が「だれか」に伝わると、そこに対価が生まれます。自分の価値観に沿った働き方を創り出せるということです。

自分のためだけではなく、誰かのためになるような事だから「やりがい」が生まれます。起業したい理由を掘り下げて行けば、そこには必ず、あなたの人生を変えて行く「自分の軸」が隠されているはずです。

起業準備に迷いが出た時は「どうして起業したいのですか」をその答えを大切にしていきましょう。

それでは「楽しむ」を大切に