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3. 失敗は当たり前と思える人が起業してうまく行く理由

起業相談に来られる方に、何か失敗したことがありますか、と質問すると怪訝そうな顔をされる人がいます。あなたも同じでしょうか？

起業すれば失敗は付き物です。居酒屋のお通しと同じ、必ずと言っていいほど出てきます。好きでも嫌いでもね。

もし、あなたが起業してみたいと思っているのであれば、 「失敗、ドンと来い」くらいのマインドが大切です。とは言え「失敗したらどうしよう」と思うのも当たり前の気持ちとなります。

今日は、誰もが知っている「失敗は成功のもと」、このマインドについてお伝えしたいと思います。

起業は失敗を受け入れることから始まる

失敗とは自分が明確な意思決定をしない限り認識することはできません。言い換えれば、目標を設定し行動しない限り知ることのできない結果です。自分が「できること」だけしかやらない人は、決して失敗することはありません。しかしながら、確実に「できること」だけをやっていても、余程のことが無い限り結果は平均点です。

起業すれば、あなたのお仕事は競合他社もできる場合が多いものです。その他大勢の一人に過ぎません。起業には「選ばれるあなたであること」が大切です。失敗という結果があるから「学び」、「改善」することで成長して行けます。だからこそ、自分のポジションが明確になり、差別化されると言うことになります。

起業すれば失敗は付き物です。そこから学ぶことは大きな成果となります。失敗はしたくないというマインドは「自分を成長させるチャンス」を放棄しているようなものとなります。ありたい未来に挑戦しないことを自ら証明しているようなものです。

失敗を恐れるマインドが生まれる訳

多くの人は学生時代から９０点は取れないが３０点も取らない、でも６０点は取ることができる。何事も「そつなくこなす」ことが大切であるかのように育ってきています。失敗しない文化とでも言うのでしょうか。

会社員となり営業部門に配属された。営業と言えば数字の世界ですね。そうすると失敗しない癖みたいなマインドが邪魔をして「一歩踏み込んでやってみる」ことをしないものです。やはり、結果は６０点止まりです。確かに失敗して上司評価にバツはつけたくありませんね。

会社員としては、人事評価はキレイな平均点、世渡りはうまく行くのかもしれません。でも、起業は真逆です。失敗から学んだ実体験があるからこそ説得力が生まれます。親近感も生まれてくるものです。つまり、起業には失敗を恐れずやってみるというマインドが大切になります。

失敗は肯定的に考えることが大切

【失敗したわけではない。それを誤りだと言ってはいけない。勉強したのだと言いたまえ】これは、誰もが知っているエジソンの言葉です。起業に必要なマインドは失敗を「肯定的」に考えることです。

起業すると小さな失敗を繰り返しながら自分の商品サービスを磨いていきます。わたし自身、想定外のことが多々あります。自信を持ってお伝えしたことが、まったくお客様にうけない。補足で話した経験談が大うけする。アンケートでも、そこが大変参考になった、次の企画は、そこをもっと話して欲しいと書いてある。

はたまた、お客様の年齢、性別、困りごとを考え抜いたつもりでも、ふたを開ければ想定外の人から申し込みが入ってくる。どちらにしても自分の能力のなさに落ち込むことも度々です。

コンテンツを見直し、お客様が求めていたものに気付き、そうかぁと頷きながら修正します。企画の告知文を読み直しながら、どうして？と悩みながらも答えを見つけ、次回に反映させて行きます。ダイレクトにお客様に聞いたりもします。失敗は成功の元、肯定的に捉えることで「一歩」前に進めるものです。

まとめ

起業すれば、お客様の評価が全てです。会社員と違い平均点では収入は得られません。お客様の満足が、次の対価につながります。失敗した結果から改善点を学び行動に移します。

私は「小さくても何か新しいことに挑戦しているのか」と月に一度、問いかけます。新たな目線で発想を膨らませるようにしています。失敗することもあります。でも、そこから学び、改善して行くことで前に進んでいる実感が湧いてきます。

自分らしく働きたい、起業してみたいと考えた時は、「失敗」は未来につながっていると思いましょうね。失敗を受け入れ、肯定的に捉えることは「起業には欠かせないマインド」です。

それでは、「楽しむ」を大切に