【50代の起業準備】やりたいことを見つける2つの方法
起業してみたいと思っても「やりたいことが見つからない」と足踏みしている人は少なくありません。なかでも、経験豊富な50代前後の会社員ほど多いものです。
では、どうして「やりたいことが見つからない」ってことになってしまうのでしょう?
理由はすごくシンプルで「自分だけで判断」していることです。人に自慢できるような能力がないと勝手に思い込んでいることになります。その結果、強みが見つからないまま「やりたいことにつなげられない」となっていることですね。
今日は、起業を考え始めたら自分の強みを見つけて「やりたいことに気づく方法」についてお伝えしたいと思います。
目次
起業の「強み」を見つける2つの方法
起業を考え始めたが「やりたいこと」もハッキリしない。強みと呼べるものもない。「自分には無理なのかなぁ」と考えている人は多いものです。先日の起業準備セミナー参加された50代の方も同様な悩みを持っていました。思い込みの壁は歳をとるごとに高くなるものです。
でもね、それはあなたの勝手な思い込みに過ぎません。「強み」は誰もが持っています。ご自分で気が付かないだけですね。
強みとは「能力」や「資格」みたいに思ってるうちは気付くことは出来ないものです。
と言うのも、能力とは「後になって他人が評価した結果」です。だから、「あの人はスゴイね」「あんな能力があるんだね」となります。最初からその人に能力があるとは言わないものです。
さらに言うと、資格が働き方を決めるわけではありません。働き方に必要だから資格を取るのです。そもそも、大きな勘違いをしているということになります。
自分の強みを見つけるには2つのことを実施することが有効となります。それが「自己分析」と「他己分析」ですね。
ところが、自己分析はやったのだけど「なにかボンヤリとしていてわからない」とお話しされる人は少なくありません。その理由は「強み」は2つが揃って、初めて見えてくるものだからです。
今すぐできる自己分析のコツ
「人に自慢できるような強みがない」と起業に足踏みしているのであれば「5つの質問」が有効です。ご自身で答えを書き出してみましょう。
・仕事も家族も仲間も抜きにした時、何をやってみたいと考えますか?
・自分が生き生きしているなと感じる瞬間は、何をしているときですか?
・相手から喜ばれたり、役に立ったと思えることは何でしょうか?
・「やりたくないこと」何ですか?
それぞれの質問に思いつくまま書き出してみて下さい。どんな小さなことでも結構です。できるだけ具体的にたくんさ書き出してください。合計すると最低30個くらいが目標ですね。なかなか書き出せいものですが、真剣に向かい合ってみると、「あっ、これがやりたいことかもしれない」と見えてきます。
意外かもしれませんが「やりたくない」ことを書き出すことも有効です。視点を変えると、「やりたくないこと」の裏返しが「やりたいこと」かもしれません。あなたが望んでいることが見えてくるものです。
また、強み本の代表格である「ストレングスファインダー」、リクナビの「グッドポイント」、ハローワークの「職業診断」もやってみると良いのではないでしょうか。
ちなみに私は3つを全てやってみました。たくさんの気づきがありましたが、「えっ、これが・・?」と予想外のもの見つかりました。結果だけを言いますと、共通して出てきたことは、経営者、芸術家の2つに向いている。そんな強みの素材が出てきました(笑)
強みの発見には他己分析が重要な訳
自分だけで強み見つけようとすると、「出来ること」「得意なこと」は何かと探し始めて、比較が始まります。すると「あの人にはかなわないや」となって、結果は強みに気づかないものです。
そんな時に有効なのが他己分析です。第三者に聞くことで自分では気付けない強みが見つけることが出来ます。
ご自分の強みを知り、やりたいことにつなげて、起業に踏み出すためには「あなたのことを良く知る第三者に聞くこと」です。自分だけでは気づかない強みや得意が明らかになると思います。簡単な5つの質問をしてみましょう。
・ 私は何をしている時に楽しそうに見えますか?
・ 私の取り柄って何だと思いますか?
・ 私の強みやこだわりって何だと思いますか?
・ 私が少し優れていると感じることはなんですか?
答えをもらったら素直に受け入れることが大切になります。経験豊富な会社員ほど、思い込みの壁が邪魔をして、人の意見を聞かないものです。また、自分を遠慮がちにとらえる人は「そう言われたって、私に強みなんかないよ」と受け入れることを拒みがちです。
どちらの場合人も相手の言葉を素直に受け入れたときに「強み」は見えてくるものです。
起業を考え始めたが「自分に何が出来るのだろうか」「やりたいこともボンヤリしている」のであれば、「客観的に強み」を知ることが重要です。
主観的視点+客観的視点を大切にすることで、初めて見つかるものです。簡単に見つかるようであれば、起業前のモヤモヤなんてことはありませんよね。
自分の目線で洗い出し、第三者の目線で「ありたい自分」に気付いてみましょう。
「やってみようの覚悟」が起業への一歩
起業に踏み出せない要因は失敗したくない、今の生活は維持したいと思っていることですね。であれば、会社員ままで準備すれば良いだけではないでしょうか。
給料は入ってきますし、生活も変わりません。リスクもありませんね。足りないものは「やってみよう」の覚悟だけです。ご自分の未来を準備するのに会社を辞める必要はありません。やってみる気持ちが大切です。
起業を考え始めても行動を起こさなければモヤモヤしたままのあなたです。「1年後、鏡に映った自分」を想像してみましょう。見たいと思いますか?
少しは、覚悟が決まりましたでしょうか(汗)
例えば、やりたいことは「子供とのキャンプ」だと気づいたのであれば、週末を使って、まずは楽しむことから始めてみましょう。自分で企画して仲間を誘い動いてみて下さい。
きっと、企画の段階から楽しいはずです。そして参加した人たちの笑顔が見えたときに、これが「自分の働き方に出来たらなぁ」と気付くはずです。
「本が好き」なら、読書会を開催してもいいかもしれませんね。読書会は様々なカタチで開催されています。まずは参加して、感じて、次はあなたが開催することでいかかでしょうか。楽しいと思えたら、それも「やりたいこと」一つかもしれません。
「他人評価に左右されたくない」人間関係がストレスだと思うのであれば、簡単な商売を始めて、自分で稼ぐという感覚を身につけたらいかがでしょうか。オークションでも、せどりでも、なんなら週末フリーマーケットでもいいです。自分で稼ぐことが楽しいと思えたら、その商売は、やりたいことかもしれません。
働き方の軸が決まったら、それをビジネスに変えていくことです。起業は「あり方」あっての「やり方」なんです。
起業マインド「やってみる」の本当の意味
起業は「自立する」ということです。会社員のように誰かが助けてくれるということはありません。ご自分で動いて、その成果を判断して、前に進んでいきます。起業家マインドは「やってみる」と言われる所以です。
“やってみたら、実はやりたいと思ったことが、あまり、やりたいことではなかった” ということがあるかもしれませんね。それはやってみて初めて分かることだからです。
上手く行っても、そうでなくても、どちらも成果だということですね。
好きだと思っていたのだけど、「やっぱり向いてないのかも」と思うのなら、それは本心でやりたいことではない可能性が高いと思います。
逆に準備には苦戦したけど、「そんな苦労なんか吹き飛んでしまった」と思えるようなら、それは大切にすべき「やりたいこと」ですね。
体験することは、とても大切なことです。
「やりたいことが見つからない」と起業に踏み出せないのなら、3つのこと考えてみて下さい。
・他己分析で自分の強みに気付く
・やってみることで腑に落とす
きっと、あなたが本当にやってみたいことが見えてくると思います。
それでは「楽しむ」を大切に
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