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3. 起業アイデアをビジネスに変える本質とは

起業したいと思っても「コレだ」と思うアイデアは、なかなか見つからないものですね。何かヒントが欲しいと夜遅くまでネットを検索したり、会社帰りに書店でビジネス書を探したりの繰り返しではないでしょうか。

すると、「ニッチな市場を探せ」なんてフレーズを目にするものです。あなたも、そんな経験ありませんか？

いわゆる「小さくてライバルいない市場」ですね。今の世の中、ほとんどのアイデアは商品やサービスとして存在します。だから、ライバルがやっていないような隙間を狙えなんてアイデアです。

なるほどね、隙間かぁ、なんて思うかもしれません。仮にニッチで隙間を狙うアイデアが見つかっても、決めつけてはいけません。「これならいけそう」は、ちょっと待ってください。大切なことは、そのあと、どうするかです。

今日は、起業アイデアをビジネスに変える本質についてお伝えしたいと思います。

起業アイデアをビジネスに変える判断基準

起業アイデアが見つかったら必要なことは「聞いてみること」です。エッ、それがアイデアと関係あるの？ と思うかもしれませんね。しかしながら、重要になります。それは、あなたの考えだけでは「独りよがりになるかもしれない」と言うことです。

大事なことは「相手があなたの起業アイデアを必要としているか」ということになります。「聞いてみること」で客観的に判断する材料が見つかるものです。

例えば、出勤前やお昼どきにコーヒーショップ(スタバやドトールなど)に入るのは良くあることですね。食事メニューを考えてみます。コーヒーと言えば、サンドイッチ、パスタなどが頭に浮かぶかと思います。では、そこに、おにぎりがあったらいかがでしょうか。

あなたも私も日本人です。味覚中枢に刷り込まれています。たとえコーヒーショップだとしても、おにぎりを食べたいと思ったことはありませんか。手軽にサッと食事を済ますこともできます。ひょっとしたらコーヒーショップ専門のおりぎり外注もあるかもしれません。

おにぎりつながりで、もう一つ。パチンコ好きな人は半日、１日とやっていますね。大当たりが出ると台を離れることができません。お腹も空くでしょう。そんな時、おにぎりの売り子さんがいたらいかがですか。台を離れることなく楽しむことができます。

コーヒーショップもパチンコ屋もたくさんありますね。市場がありそうです。そして、ニッチな起業アイデアです。でも、本当に必要とされているかはわかりません。

起業アイデアをビジネスに変える判断基準はお店に行って聞いてみることです。お客様に、店員さんに聞いてみることで判断基準が生まれます。ビジネスに必要な相手の欲求が見えて来ます。聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥かもしれませんよ。大切なことは「聞いてみること」です。

起業アイデアの本質を知っておこう

隙間を見つけて起業のアイデアが浮かんでも、それだけでは成立しません。「欲求に応えるもの」でなくてはいけません。ビジネスを創るうえで良く勘違いすることは欲求と興味です。

これを勘違いすると「ニッチ&プア」になってしまいます。

例えば、ブームとなった白たい焼きです。起業アイデアとした人も少なくないと思います。以前、テレビにも何度となく登場し、面白そうと食べられた方も多いのではないでしょうか。

でも、今はどうでしょうか？

話のネタにもなりません。本質的に欲しいものは、普通のたい焼きであって、白たい焼きではありません。欲求ではなくて興味で買っていたのが白たい焼きなんです。私も興味で買ったことはありますが、やっぱりスタンダードなたい焼きが好きです。徹底した粒あん派ですがね(笑)

起業アイデアは「隙間を探すことでニッチ市場を見つけること」の解釈を間違ってはいけません。本当の意味は、そのアイデアは「相手の欲求を満たすものか」を加えることです。つまり、不便、不満、不利益など「不の要素」を取り除いてあげることになります。

相手の欲求を満たしてあげることがビジネスになります。起業して食べて行くためのビジネスの本質ですね。「隙間＝興味」になっては「ニッチ＆プア」になります。起業アイデアとは「ニッチ＆リッチ」になるものです。

起業アイデアが生まれた時は「聞いてみること」が大切です。それが人の興味ではなく欲求だとわかれば行動に移してみましょう。きっとワクワクした未来をつくる働き方の選択肢になるはずです。

それでは「楽しむ」を大切に