起業に大切なことはお客様の2つの視点、「〇〇を減らしたい」「〇〇を増やしたい」を考えること
やりがいスイッチナビゲーターの相曽 尚人です。
ゴールデンウィークに入った4月末、起業家育成のスクールを主催している方の場を借りて、50代会社員に向けてミニセミナーをやってみた。起業と言うキーワードで結びついた方々の集まりです。起業に向けて歩き始めた人、もうすぐ開業する方がいた。しかし、終わってみて、反省しきりでした。それは何か?自戒の意味を込めて書いてみました。
起業に必要な心構えは、自分の納得
「自分が納得できていないものに、他人は共感してくれない」と言うことです。僕は7月のセミナーの圧縮版として軽い気持ちだった。作成時、ミニセミナーに構成変更しながら、どうも伝わりにくいと感じていた。でも、そのままやってしまった。最初は興味と表情が見て取れました。進めながら参加者の表情の変化で気付きました。中抜きで全体を構成し、自分が納得しないままのセミナーを実施したことに後悔しきりでした。大切な事は相手の目線・気持ちで考えて、自分が納得できることです。
セミナーが始まり、出だしは順調。みんな真剣な顔つきで、メモも取っている。笑いもある。レクチャーを行い一つ目のワーク1が終わった。そしてワーク2です。実は、このワーク2と前のワーク1のつながりに納得していなかった。本来、ここにもう一つレクチャーと簡単ワークを入れる。ミニセミナーと言う時間の関係で納得しないまま実施。
案の定、ワーク2で僕が意図した結果にたどり着けない方が半数いらっしゃった。僕の軽い気持ちが参加者の興味を断ち切ったカタチです。ワーク2で時間を超過し、締めのレクチャーは急ぎ足です。自分にとっては課題を残し、参加者にとっては満足のいくものではなかったと反省です。あ~もっと、ちゃんと組立てて、やるんだったと思いました。しかし、後の祭りです。
起業とは経験で得た学びを生かして行くこと
会社員時代と違って起業は全てが自分に返ってきます。上司もいません。誰も助けてくれません。自分で決め、時間を管理し、責任を持ちます。自分が納得していないものに共感してくれません。お客様は「困りごとを減らしたい」「気付きを増やしたい」んです。お客様は常に〇〇を減らしたい、〇〇を増やしたい。この2つの視点です。起業は常にこの意識が大切です。
ただ、うれしいこともありました。ひとりの参加者から、気持ちがホッコリするメッセージをスマホに頂いた。初めてお会いする方です。「お世辞抜きで、気付きが得られた研修でした」とのこと。たった一人方に刺さった瞬間だった。ちなみにセミナーのお題は「視点を増やし、可能性を広げる気付きの時間」です。
「楽しむ」を大切に