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「自分に何が出来るのだろうか」と悩む40代会社員が起業アイデアを見つける方法は、非日常体験も一つ

やりがいスイッチナビゲーターの相曽尚人です。

焚き火囲んで起業の土台を固める野外授業があった。僕はアシスタント講師として参加した。室内の授業と違って、受講生の顔がイキイキしている。みんな良くしゃべるのは、どうしてなんだろうと考えていた。何故なんでしょうね?

それは「頭が空っぽ」になるから。日常の喧騒を忘れて、その場が本当に楽しいと思える。そうすると「素の自分」が顔を出すからだと思うんです。通勤は満員電車、部下の面倒、上司からのお小言、〇〇会議、お客様との調整事など気が付いてみるとあわただしく1日を過ごしている。わずらわしさに囚われないと発想が豊かになります。僕も童心に返ったようで取り留めもないことをしゃべっていた。

非日常体験は、気持ちを豊かにし、素の自分を出しくれる

昼の部が終わり、夕焼けを見ながら食事の準備。みんな夢中になっている。準備が整い焚き火の周り集まり始めます。ここからが圧巻。昼の部での受講生へのフィードバックに対して「なぜ」「どうして」と深堀が始まります。今の迷い、自分の想い、一つ一つ確認するようにしゃべり始めます。ワインを口にしながら、本気モード全開です。

「時間管理」をテーマに起業への想いを話す受講生。彼は「時間を最適化していく方法」を独学で身に付けたことでエース級のサラリーマン。彼が経験をしゃべりだす、時間管理とは、仕事の効率化・最適化が図れる。得た余剰時間を自己投資に使い沢山の気付きを得た。社外の方と接触する中で自信が深まってゆく。

成績も上がり期待される存在になった。そんな自分の経験を生かして、若手社員が活躍して行くための時間管理術教えたいということをスラスラと話している。素晴らしいと素直に感じた。どんどんカタチが固まって行く。僕もいろいろな発想が広がった。社外自己投資で得た沢山の気付きから自信を得たのは何故なんだろうかと思った。

投げかけてみた。期待される存在になったことで、どうなったの。彼はウーンと唸っていた。若手社員が活躍できる場は社内だけではないんじゃないか。その先にあるものは、若手社員がこれからの人生をどのように組み立てて行けるかを、大きな時間軸の中で管理して行ける方法なのではないかと感じた。

焚き火を囲む、みんなが、意見を言い合う。そうすると、アッ、そうかと気付くことがある。考え込むこともある。そしてまた、気付きを得て行く。起業準備を始めた。沢山の知識を得ようと机に向かう。でも、これでいいのかなぁと不安になる。いろいろなセミナーにも参加する。よし、これだと思う。でも、数日すると、元に戻ってしまう。モヤモヤのヘビーローテションですね。

自分に何が出来るのだろうか? そんなモヤモヤ状態になった時は、仕事や周りのしがらみを一度、断ち切って、非日常の中で、自分を見つめ直すことも必要ではないかと思う。きっと彼は、うーんと唸った理由を次回のセッションで話してくれるにちがいないと思った。

「楽しむ」を大切に