【あなたの強みを検証】起業に欠かせない2つの目線
起業準備を始めたが「このままで良いのだろうか」とご相談に来られる会社員は少なくありません。自分の強みはわかっているつもりなのに「進むべき方向がわからない」とお話しされます。
本当に強みをわかっているのでしょうか?
モヤモヤの原因は至極、単純なことです。それは「お客様はだれ?」の視点が抜けているからです。
起業していなのにお客様なんてわからないよ、なんて声が聞こえてくるような気がします。でもね、準備中だからこそ、「お客様」を明確にすることが必要になります。
今日は、あなたの強みを検証するために必要な目線についてお伝えしたいと思います。
起業に重要な2つの目線とは
起業には「自分の強み」を見つけること、耳タコになる程、聞いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。自分の強みである商品サービスを多くの人に伝えることでビジネスになると考えがちです。
しかしながら、学生、会社員、主婦、定年退職した方など、それぞれ受けとめかたが違います。会社員と一口で言っても、年齢も違えば、役職も違います。求めているものも違うものです。
起業して「自分の強み」を明確にするには「誰がお客様になるのか」これがキーワードです。ここがボンヤリしているから、準備中に「このまま進んでいいのか」と手が止まってしまいます。
強みとは「誰に」「どんな価値」をと2つをセットで考えることが必要と言うことです。
確かに得意なこと、磨き上げた仕事の経験はビジネスにもつながります。でも、それは強み素材の一つだと言うことです。どんなに得意ことであっても「好き」でなければ仕事を続けることは難しくなりますね。逆に「好き」であればストレスもなく続けることはできます。ただし、それだけでは収入を得ることは難しいものです。
起業してビジネスを始めるには「自分なりの強み」ではいけません。起業に失敗しない強みの検証は「自分の目線」と「お客様の目線」の2つの目線を意識することで明確になります。
あなたの強みは「お客様から見て必要なものなのか」「お金を払っても欲しいものなのか」そのお客様とは誰なのか? ここを意識した上で、もう一度、自分の強みを考えてみましょう。
事例で考える「強み」の検証
起業に重要な「強み」の考え方とは、どうするのか。必要な考え方のコツを事例を通してお伝えしたいと思います。
「マラソン歴10年以上」走ることが好きで仲間もいる。小さいながも自分のランニングサークルがある。だからランニングトレーナーとして1年後に起業したい会社員です。IT企業でSEとしての経験が15年以上ある。フェイスブックもやっていて、ブログも書いていたりします。
好きで、得意なことが「強み」となっています。一見すると起業準備が進んでいるように思いますね。ところが「何を、どうすれば」とモヤモヤして起想塾を訪れました。でね、私が質問したことは2つのことです。
・ランニングで何を伝えたいのですか?
返ってきた答えは、競技としてのマラソン志向があり、ランニングを習いたい人ということでした。
もし、良さそうだと思ったのであれば、あなたも要注意ですよ(笑)
強みとなっていない理由を順を追って説明したいと思います。
2016年のジョギング・マラソンの参加人口は2020万人だそうです。ランニング好きな人は何万人もいます。加えてランニングに関するメディカルコンデニショニング資格保有者だけでも9900人もいます。すでにランニングを仕事にしている同業者の数は、非常に多いということです。
果たして、相談者の想いは届くでしょうか?
「選ばれる」ことが無ければビジネスとして成立しません。そのためには、「アッ、それ、私のこと!」と思ってもらうことが必要です。「誰に伝えたいのか」を絞り込む必要があると言うことになります。マラソン好きでランニングを習いたい人には「どんな人」がいるのでしょうか。
簡単に考えただけでも「年齢」「性別」「学生or社会人」で分けられます。さらに、30代と50代ではランニングに対する考え方が違います。体力も違えば食事も違います。例えば、どちらの人にも伝えたいとすると、「強み」は平均的で中庸なものになってしまいます。どちらの年代にも響きません。
仮に50代とすれば、その世代に合わせた走るための食事バランス、体力に合わせた走る習慣があります。だから「アッ、これは私のことを言っている」と思ってくれます。ここに「人生後半を楽しく過ごすランニング」を加えると、どうなりますか。さらに、あなたの声が届くのではないでしょうか。
絞り込むと言うと、お客様が減ると思いがちです。でも、答えはその逆となります。伝わるからこそ、お客様になるのです。それが「強み」を明確にするということです。
まとめ
得意なこと・好きなことで起業したいと考える会社員の方は少なくありません。そんな時、まず頭に浮かぶのは仕事の経験を活かせばなんとかなる。好きなことであれば他人に左右されることもなく、ストレスもないと考えるものです。
「自分の目線で考えた強み」だけでは自信と不安が入り混じった状態です。本当にこのまま進んで大丈夫だろうかと心配になります。そんな時は「得意なこと」「好きなこと」を「誰に伝えたいのか」を絞り込んでください。お客様をきめることで強みがハッキリと見えてきます。そして強みが「自分の価値」に変わります。
「自分の価値は、誰に届けるためにあるのか」ここを明確にしていくことが起業には最も大切な最初の一歩です。
それでは「楽しむ」を大切に
私が、あなたに何かお伝えできるとすれば、それは「自分スタイルの幸せを手に入れる」起業の考え方・方法だと思います。
自分スタイルの働き方が実現できれば、自分で時間をコントロールし、働き方を楽しみながら人生は豊かになっていくものです。私自身、好きな沖縄に、好きな時に行けますし、好きな人達に囲まれて、毎日が比較的ストレスフリーで幸せです。
今の世の中、誰もがスマホで検索すれば、簡単にたくさんの情報が得られます。でも、逆に「正しい情報を選ぶこと」が難しくなったことも事実です。
独立起業を考え始めたあなたにとって、どんな情報が必要でしょうか?ここをキチント知らないままで踏み出すとモヤモヤの堂々めぐりになるように思います。
闇雲に知識やノウハウを知ったところで起業準備は上手くいきません。頓挫する確率が高くなるだけかと思います。ある意味、時間とお金の無駄遣いですね。
大事なことは「正しい手順」を知り、行動を起こせば成果は出るということです。「稼ぐ力」は手に入ります。
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