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3. 接待上手な営業マンほど起業に向いている本当の理由

こんにちは、ライフワークデザイナーの相曽(アイソ)です。

先日、偶然、会社員時代お世話になったお客様とすれちがった。顔を見た瞬間に二人でオー、久しぶりだね、と近くのコーヒー屋さんで１時間程話をしました。今どうしてる？ と切り出すと独立して、まあまあだよとの返事です。

彼は会社員時代、仕事ではあまり目立たなかった存在です。でも、接待上手で社長に可愛がられていました。良く話し、飲んだものです。そんな彼を見て、なるほどねと感じたことです。

あなたの会社には接待上手な営業マンはいませんか？

仕事の時はあまりパッとはしないのですが、接待になると俄然、元気に動いている人ですね。このような人は起業に向いている人のように思います。仕事ではあまり目立たないのに、なぜ？ と思うかもしれません。

実は、このような方は、相手の気持ちを無意識のうちに感じて行動できる人です。こんなことをすれば、喜んでもらえる、と配慮が出来るからなんです。

接待上手は「どうなる」を考えている

起業準備を始めるとペルソナを決める段階があります。「理想のお客様は、どのような人なのか」を決めることです。その人は、どのような悩み事を抱えているのか。どうなりたいと思っているのか。詳細に書き出します。

接待上手な人は、これを頭の中で組み立てる力を持っています。

例えば、上司から接待の段取りを頼まれた。接待があまり好きではない営業マンは最初に何をするのでしょうか？ 接待先の会社・参加人数を聞いて料理店を選ぶことから入ります。あなたもそうではないでしょうか。

ところが、接待上手な営業マンは何を気にすると思いますか？

それは、まず主賓はだれか、どのような場づくりが必要かを考えます。仮に、主賓が女性役員だとします。そうすると、畳の席は選びません。女性はスカートで来られる場合が多いものです。そんな時、畳席では膝元を気にしてしまうものですね。

相手にそんな気遣いをさせることのないテーブル個室もしくは堀のある個室を選びます。その結果、女性役員は服装の乱れを気にすることなく、場を楽しむことができるということです。

相手の気持ちを考え「どうなるのか」を考えています。

起業には相手目線で考えることは重要です。お客様の欲求をつかみ、その先にどうなってもらいたいかを考えられる力となります。起業後に商品・サービスを購入いただくためには欠かせません。

接待上手な営業マンは自然にこの気遣いが出来る人です。

起業に重要な接待上手な営業マンの視点

起業は「お客様との関係性」を築くことから始まります。ゴールはご自分の商品を購入してもらうことです。接待の目的も同じですね。深い関係を気付き、成約することが目的です。だからこそ、お客様が楽しく、且つ話すことに集中できる場づくりが必要です。

例えば、良くある勘違いは、ネットで調べた高級店を選びます。でもね、あなたは一見さんに過ぎません。意向は通じないケースが多いかと思います。店内も、交通アクセスも、料理も熟知していない。何かある都度、店に聞くでは、話が途切れてしまいます。

その点、接待上手な営業マンは「融通が利く」お店を選びます。つまり、知っている店です。意外かもしれませんが、このような人は和・洋・中で、それぞれ最低１軒は小奇麗で融通の利くお店を持っています。

「大きな商談だから、お願いね」と宴席の重要性と相手の趣向を事前に会話しておきます。お店側も出迎えから、食事、手土産、送り出しまで「間」を考えてくれるものです。

お客様とは会話も弾み、商談が動きます。一段と深い関係を気付くことも出来ます。もてなす心を知っているからこそ場づくりができるものです。起業も同じことだと思います。

お客様との距離を縮めることがビジネス

ビジネスはお客様との関係性を深めることです。距離を縮めるためにＳＮＳ、ブログ、メルマガ、セミナーを利用します。「関係性」が築けなくては起業は上手く行きません。

ネットでも、リアルでも、場を活かすことが出来る人は関係性を深くすることが出来ます。その根底にあるのが、お客様には「こうなって欲しい」という気持ちです。

お客様を知り、欲求に応えるべく行動し、関係性が深まるように絶えず頑張る。それが積み重なって、この人ならと思われることが大切ですね。

接待上手な営業マンとは、それを体感できている人です。役に立ちたいの気持ちを行動に移しています。

起業も同じですね。お客様が「どうなる」が重要です。そこに共感と安心感が生まれ、信頼につながります。ビジネスとは共感と信頼で成り立つものです。

それでは「楽しむ」を大切に