サイト名

起業アイデアを売れる商品に変えるにはコンセプトが8割

起業準備の最初の一歩は、ご自分の強みを相手に伝える言葉に変えていくことです。「だれに、どのような価値を提供するのか」と働き方の軸になるものをつくります。

これがコンセプトと言います。働き方のブレない軸になるものとです。そして、固めたコンセプトに沿って商品を組み立てていきます。

初めての起業となれば、時間をかけて、丁寧に、一生懸命につくり込んでいくものです。ところが、なぜか、抜け落ちてしまう大事なポイントがあります。

言われてみれば、当たり前のことです。

何を見落としてしまうと思われますか?

それは、意外にも「お金を頂戴する」ということです。

本当に商品は売れるのか?
果てして需要があるのか?

2つの視点が、ポロリと落ちてしまいます。

今日は商品づくりに重要な視点ついてお伝えしたいと思います。

【目次】

アイデアとコンセプトを勘違いしない

起業を成功軌道に乗せるものは「コンセプト」だと、私は思っています。と言うのも、名刺も、集客のキャッチコピーも、全てのビジネス活動の元になるものだからです。

魅力のあるアイデアばかりに注力し過ぎては売れる商品にはなりません。食べて行けなくてはボランティアと同じですね。事業届を出した時から起業家になったのであって発明家になったわけではありません。

コンセプトが決まりビジネスの方向性が出来上がると「あったらいいな」「役に立ちそうだ」とイメージを膨らませて商品をつくります。

例えば、極端ですが「イタリア料理の修業経験がある寿司屋さんがカウンターでイタリア料理も出してあげる」、寿司を食べながらイタ飯が食べられるって驚きであり、1度で2度おいしいみたいに得した気分にもなるように感じます。

他にも「ヘアサロンでカットと合わせて小顔矯正をやる」といった感じです。ヘアサロンで小顔矯正って便利そうです。話題になりそうです。自分だけがやっているように感じます。

そこで、仲間に「この商品はどうかな」と聞いてみると「便利そう」「一挙両得」「誰もやっていないからいいね」とか肯定的な意見をもらえます。そうすると、差別化できる。競合もない市場だと思いが深まります。

では、「この商品にお金を払うか」と聞いたらどうでしょうか?

きっと、「いいね」とは言ってくれても、「お金を払うか」となると疑問です。つまり、総論「賛成」、各論「反対」になってしまいます。その理由は「仲間はお客様ではない」からです。

商品をつくるために必要なことは、お客様になって欲しい人、あなたのターゲットになる人に聞いてみることです。

人は寿司が食べたいから寿司屋に行きます。髪をカットしたいからヘアサロンに行きます。あったらいいかもしれない、便利そうだとか、誰もやっていないとかで決めるものではありません。お客様の目線で商品を考えることが必要です。

解決手段が商品であればお金を頂戴できる

人は便利だけど、あったらいいなの「総論賛成商品」では、お金を払うまでには至りません。単なる起業アイデアになってしまいます。お客様にとって「ないと困るもの」が商品です。つまり、お客様の欲求を解決手段が商品だと言うことになります。

商品とは「解決手段」だから、お金を頂戴できます。だから「どんな人がお客様で、その人のどんな悩みを解決するのか」を明確にすることが重要です。「お金や時間」を使っても手に入れたいことを考えた上で商品を設計することが絶対条件です。

前述の「イタリア料理の修業経験がある寿司屋さんがカウンターでイタリア料理も出してあげる」、「ヘアサロンでカットと合わせて小顔矯正をやる」は、あったら便利です。でも、なくても困りませんね。

人は「楽しい」といったプラスの感情よりも、「辛い」というマイナスの感情を無くしたいと思うものです。辛いことを無くすことに緊急性を感じます。「辛いこと」から逃れたいためにお金を払います。

あなたの商品がないと「どんな辛さ」が続いてしまうのか、を考えることで商品が決まります。お客様の「辛いと思う悩み事は何だろうか」と言う視点で商品を考えていきましょう。

起業はコンセプトが8割

起業を成功軌道に乗せて、対価を得るには「コンセプト」の良し悪しで決まると言っても過言ではないように思います。そのコンセプトを創るときに必要となる視点は次の5つです。

◆だれの悩みを解決するのか
◆それはどんな悩みなのか
◆それはお金を払ってまでも解決したいものなのか
◆どうしてあなたの商品が悩みを解決できるのか
◆あなたの商品だけが解決できることなのか

突き詰めて行けば対価が得られる商品が生まれます。

あなたが起業準備中に商品づくりをする時は、是非この視点を大事にしていきましょう。起業アイデアを商品に変えてくれます。きっと、売れる商品になります。起業にはコンセプトが8割ということです。

それでは、「楽しむ」を大切に

自分らしく自分スタイルの働き方を創るためのメールマガジン

「将来は起業したい」「自分のスキルを活かしてビジネスをしたい」「子育ても一段落、小さくとも仕事を始めたい」「自分らしく好きなことを仕事にしたい」「定年後はストレスのない仕事を続けたい」あなたへ

 

    お名前 *
    メールアドレス *

    ※下記のボックスに「カツオ」とお入れ下さい。(安全にご利用いただくための海外スパム対策です)