「転職した50代会社員の勘違い」二度目の退職で味わうストレスの意味

私の友人が50代で会社を退職した。これで2度目です。会社員時代の同僚であり、優秀な営業マン。8年間も支店長を勤めた50代です。
1度目の時は降格で後輩の部下になった。長年、支店長を勤めたプライドが邪魔をしてストレス満載。人間関係が悪化した結果です。
その後、支店長時代から取引のあった同じIT会社に入社。期待され営業部長で迎え入れられた。ところが、会社の期待と応えられない自分との間に溝が広がり始めた。ストレスが頂点に達し退職した。
どうして、同じことを繰り返したのでしょうか?
表面的にはストレスですが、それが根本的な要因ではありません。
今日は「転職した50代会社員の勘違い」二度目の退職で味わうストレスの意味というお話です。
目次
50代で考えるべき働き方とは
50代ともなれば積み上げてきた経験や実績があります。立場の変化が「やりがいの基準」を置き換えてしまうことは多いものです。
真因は「2つの勘違い」です。
◆与えられる働き方=仕事と思う勘違い
そもそも仕事というものは、自分の「やりがい」でするものです。
50代会社員の勘違い1:他人評価=やりがい
やりがいの基準は「自分」でなくてはなりません。それが、会社員であろうと、個人起業家であろうと同じことです。
全員がそうであるとは言うつもりはありませんが、50代ともなれば昇格に一喜一憂し、上を見て仕事をしてきた人は多いように思います。
しかし、他人評価に踊っているうちは、何度でもストレスはやってきます。ましてや、55歳ともなれば役職定年があります。だまっていても、立場逆転の人事はあるものです。
いつの間にか、自分評価と他人評価が入れ替わってしまったわけです。私も、そんな50代の一人でしたので、よくわかるつもりです。
50代の勘違い2:与えられる働き方=仕事
50代ともなれば「仕事と給料は与えられるもの」とカラダにしみ込んでいます。積み重ねてきた「経験で出来ること」を基準に、組織の中にはめ込んで考える癖のようなものがあります。
前述の私の友人も同じで、先にあるものは「転職」一択となってしまうわけです。「組織のストレスで転職したのに、またストレスが溜まる」、同じことが起きてしまいます。
簡単に結論を出す前に、一歩立ち止まって、働き方の選択肢を考える時間を取ることは、とても大事です。そもそも、「仕事がやりがいをつくる」のではありません。「やりがいで仕事をする」んです。
50代は人生の大きな転機
50代になれば、会社人生の未来は見えてきます。走り続け、周りの景色が見えるようになる年代です。だからこそ、「自分の働き方を振り返るチャンスが来た」と思ったらいかがでしょうか?
そんな時間をとっても、遅くはありません。何より、50代には培ってきた経験と言う宝物をもっています。
あなたは、こんな気持ちになったことは、ありませんか?
・定年も近い、少しは社会に役立つ仕事がしてみたい
・趣味を仕事に収入の軸をつくってみたい
・家族や仲間を大切に気持ち豊かな生き方をしたい
・再雇用より自分の経験を生かしてみたい
自分を振り返ると様々なことが甦ってくるはずです。
・夢中で〇〇をしたなぁ
・〇〇は辛かったよなぁ
50代はそんな経験・想いがギッシリと詰まっています。友人も一歩立ち止まりることが出来たら、人生後半の働き方を考えたに違いないと思っています。
私自身、50代で起業したわけですが、退職時、声をかけてくれた経営者の方が、少なからずいらっしゃいました。それはそれで、とっても嬉しかったです。お声掛けいただいた方には感謝しています。
私と友人の違いは、一歩立ち止まって、人生後半の働き方を考えたことですね。経験を徹底的に振り返り、学び、50代からの起業に踏み出すことを決意しました。
50代は折り返しの人生です。だからこそ、後悔も、ストレスもない「夢中になれる働き方」を創って欲しいと思っています。
それは「他人評価に踊ることのない、自分で舵取る人生」となります。自分が主役で生きて行くことを目指して欲しいものです。
それでは「楽しむ」を大切に
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