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【40代の起業】働く意味に迷った時の選択基準とは

起業相談に来られる40代が増えています。それも48歳、49歳、アラフィフと呼ばれる人たちです。なぜ、40代後半の会社員が増えているのでしょうか?

それは「会社人生の終着駅が見え始めた」ことではないでしょうか。その結果、このままで良いのだろうか。でも、進むべき方向がわからない? となります。この「漠然とした将来の不安」が原因です。

40代と言えば、バリバリと仕事をこなし経済的にも安定している年代です。その反面、会社ではセカンドキャリア研修が始まるのもこの年代ですね。どうしても、将来の働き方を考える機会が増えてきます。無意識のうちに漠然とした不安が刷り込まれるものです。

今日は40代後半で考える働き方の選択肢についてお話ししたいと思います。

【目次】

40代後半会社員の起業相談の理由

起業相談に来られた方々のお話を聞いてみると、理由は次の3つに要約できます。

①本当に今の働き方が良いのか?わからなくなってきた
②独立起業を考えては見たものの生活が心配
③転職も年齢を考えれば不安?選択肢が見つからない

40も半ばを過ぎ、家族との生活を犠牲にしながらも、今のポジションをつかんだ。振り返ってみれば、仕事以外に、いったい何が残っているのだろうか?と不安が広がります。そうすると過去の自分と比較することが始まります。

例えば、35才でトップセールスにまで昇りつめたとか、30代で技術力が評価されて表彰されること5回とか、でも、今は何もない、みたいな感じです。あの頃は「やりがい」があったのになぁ、と頭の中でつぶやきが始まります。

会社人生の階段は、成長期には”前だけを見つめて”駆け上がります。そしてゴールが見え始める成熟期に入ると”後ろを振り返る”ことが多くなってきます。過去の自分とは「他人評価」です。会社の枠の中で「やりがい」を探していました。40代とは自分の人生に「やりがい」を見つけることが大切です。

40代会社員が置かれている環境

40代後半ともなれば仕事も熟知し、人間関係もそれなりに出来ています。組織の中では、リーダー的な存在です。会社のために遮二無二頑張ってきた。成果も認められ肩書も変化しました。

でも、役職定年と言う賞味期限を目の前にして「思わぬ変化」が起きるのもこの年代です。会社から見れば一定量を残せば入れ替え制が始まります。突然、はしごを外され、蚊帳の外へと追いやられる。そんな扱い方が起きてきます。さらにはご自身や家族の健康など心配事が起きるのも40代です。

例えば、メガバンク3行では、AI時代の到来でリストラが加速しています。みずほは1万9000人、三菱UFJは9500人、三井住友は4000人分の業務削減と報じられています。なかでも融資審査みたいな部署は真っ先に対象ですね。データを入力すれば瞬時にAIが判断してくれます。

40代の経験はAI時代の波に飲み込まれてしまうのが現実です。どうなるのかは、推して知るべし、かと思います。一時は「勝ち組エリート」と羨望の眼差しで見られた人たちも、「まさか、自分も?」と不安な毎日を過ごしているのではないでしょうか。

今の時代、IOT(Internet Of Things)の言葉に代表される通り、便利な世の中です。でも、その裏では合理化により、ますます会社組織は「スイッチ文化」の人事が進んでいるのが現実です。

思いも寄らぬ出来事が起きた時の心構え

40代は様々な出来事が重なってくるものです。早期退職、転職などが頭をよぎるのも当然のことかもしれません。実は、私も、そんな一人でした。49歳で経営トップと衝突、その翌年、50にして、2段階降格・左遷を味わいました。どうして俺が !?こんなに頑張ってきたのに?と気持ちの行き場がありませんでした。=>私のプロフィール

転職しても40代後半では、希望通りなんてことは、ほぼありません。給料は下がり、無理して就いた仕事を定年まで我慢していけますか?それとも、周りの目線を気にしながらも会社に残留しますか?

そんな時は、もう一度、人生後半にチャンスがやって来た。給料を貰いながら働き方を見直す時間をもらった、と考えてみましょう。

すぐには、そんな気持ちにはなれないよ、と思うかもしれません。

でも、そうなった理由を考えていても、何ひとつ良くはなりませんよね。であれば、チャンスと捉えた方が気持ちは前に向くものです。前に向くと自分の中に変化が生まれます。そして、自然と前に向かって行動できるようになります。行動を起こせば環境は大きく変化して行くものです。

私自身、漠然としながらも人生後半は自分で切り開こうと思いました。人それぞれあろうかと思います。でも、自分の価値観に沿った働き方を大切にしよう。そのために、起業という選択肢を選びました。

他人評価に踊ることのない3つ目の選択肢として起業を加えてみたらいかがでしょうか。

まとめ

40代は、自分らしい働き方を生涯楽しむことが大切です。今までは多少なりとも家族を犠牲にし、上司の言葉にも我慢をしてきましたよね。会社と言う枠の中だけが、あなたの人生でしょうか?

やりがいが持てる仕事、夢中になれる働き方、他人評価に左右されることなく「自分が主役の人生」に踏み出すことを考えてみましょう。それが40代の起業という働き方の選択肢です。

それでは、「楽しむ」を大切に

 

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