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小さく起業してビジネスモデルを創る発想方法

起業を考え始めても「アイデアが浮かばない」「ビジネスになるのかわからない」、簡単に儲かるような甘いビジネスなんてないことは百も承知しているからこそ、二の足を踏んでしまいますね。

結果として、今の仕事や出来ることの延長線で起業ネタを考えてしまうものです。しかしながら、仕事の延長線上にあるようなビジネスモデルでは元請とお客様に間で、次第にストレスが溜まっていきます。そして最終的には、本当にこれで良かったのかなと考える毎日を繰り返すのではないでしょうか。

私も起業準備前は同じ思考でしたね(苦笑)

ところが、起業した今は、まるで違う仕事をしています。何が変化の要因かと言うと、仕事の延長線上で起業する先輩諸氏の方々を見てきたことです。主従関係に疲弊し飲み屋で愚痴をこぼす姿を見ているうちに、これではないと別の道を選びました。

今日は起業を考え始めた人が、ご自分のビジネスモデルをつくる際の大切なポイントをお伝えしたいと思います。

【目次】

起業を考え始めたら大切にすべき3つの視点

起業を考え始めたら「まず、なにでビジネスをしようか」となるのではないでしょうか。様々な構成要素があるかと思いますが、大きく考えれば3つのことを考慮すれば良いと思っています。

◆市場規模(伸張性)
◆キャッシュフロー
◆仕事の楽しさ(納得度合)

大切なことは、この3つのことに優先順位をつけて、あなたが目指すビジネスモデルを決めることです。私は「小さく始める」ことをお勧めします。そして「収益性」を考慮することです。クリス・ギレボーの名著「1万円起業」に代表されるスモールビジネスです。

小さなビジネスの優先順位とは

一番は「仕事の楽しさ(納得度合)」です。小さなビジネスは他人に左右されることがない代わりに、自分の裁量が全てとなります。全ての責任を自分が持つ覚悟が必要です。つまり、モチベーションが大きく影響するということです。将来のビジョンもなく、仕事が楽しめていないとモチベーションが下がってしまいます。スピードが鈍り、停滞、最終的にはストップしてしまうかと思います。

しかしながら、仕事にワクワクできる。毎日、充実感があり、楽しむことができれば、いかがでしょうか。多少の失敗、壁にぶつかってもビジネスを進めて行けます。きっと、ビジネスは良い方向に向かっていきます。

小さなビジネスを軌道に乗せるには、あなたが「楽しむ」ことができて、「納得」できるものを探す必要があると言うことになります。最初にやることは「楽しむことができる仕事」と言う視点に立つことです。

市場の大きさ、伸びを考える

二番目にやることは、「市場規模」「伸張性」を考慮することです。どうしてか?それはいくら楽しい仕事でも、ワクワクするような起業ビジョンがあってもお客様が一定数いなければ購入してもらえないからです。当たり前ですが、意外にここを見逃す人が多いように感じます。楽しいだけではビジネスにならないということです。

世の中の景気や流行ごとに左右されにくく、常に一定量の需要が存在しているかどうか? 競合が既に存在していて、その需要をあなたのビジネスに引き込むことができるか?この視点をしっかりと考えることです。

例えば、ビッグな市場と呼ばれる「健康」「食」「癒し」などの人の根源的な欲求に関わる市場にリーチすることは有効な手段かと思います。また、「集客」「採用」「マッチング」なんて市場は企業へのアプローチを強くすることもできますね。

世の中に人が踏み込んでいない市場は存在しません。あるやもしれませんが私には思いつきません。大切なことは多くの競合他者が存在する市場であることです。つまりあなたの価値観に近しい競合が存在するのであればその市場はビジネスとして成立する市場だと言うことです。

市場規模を考え、伸張性を確かめ、あなたが提供できる価値と市場の関係性を吟味し、その市場にはめ込むことです。

売上ではなく利益を考える

最後はキャッシュフローを考えることです。起業すると、とにかく商品・サービスを売ることを考えます。売上を上げたいと考えるのは、当たり前のことですね。

でも、小さなビジネスを考える時は売り上げも去ることながら利益を考えることです。固定費も小さく一定であり、売上は右肩上がりであるイメージです。

極端な言い回しですが、初期コストが低い、現金決済、早い回収、こんな考え方です。上記の視点に立てば、損益分岐点の把握は容易、そこからは売上=利益となります。

起業ビジョンもしっかりしている、市場性も考え、提供価値を商品に落とし込んだ。でも固定費が高め、売上もあるが変動費も比例では、ビジネスが成り立ちませんもんね。

飲食関係でお店を出したい、会社員を引退後は「のんびりできるカフェ」でもやってみたい、なんて方も多いのかなと思います。でも、いきなりお店をかまえて、お客様は来ますか? 最初のうちは友人知人も来てくれるのかと思いますが、1年後はどうでしょうか?

お店の家賃は高くズッシリとのしかかる、商品単価は低い、いつなったら収益が上がるのでしょうか。まったく見えません。あまりお勧めしませんが、どうしてもやってみたいのであれば、徹底的にコーヒーにこだわって豆の焙煎から、入れ方、豆の種類などなど「〇〇のコーヒー教室」から始めたらいかかでしょうか?

SNSなどで自分を知ってもらいコービー好きのコミュニティを形成、バリスタの資格をとる。さらにはブログでコーヒーのこだわり記事を発信する。「バリスタの教える”おもてなしコーヒー”のつくり方セミナー」なんてのもいいかもしれませんね。

人の集まる場をつくりだした上で、1年後にお店を開いてみる。いかがでしょうか。

ビジネスを考える前にやることがありませんか?

ザックリと起業するときのビジネスの考え方をお話ししました。私は起業するとは「理想の人生を実現するための仕組みづくり」だと考えています。

今の会社人生には多少の不満はある。何かしっくりこないからと起業を考えたくらいではビジネスをつくることはできません。

今のままでは良くない、ダメダメな自分がいる。抜け出したい、でも、足りないものが見つからない。何をすれば良いのだろうかと必死に考える。そんな自分を修正するための考えが「ビジネス」として成立します。

だから、起業してご自分で仕事を始めようと思ったら「自分が提供できる価値」とはなんだろうか。「理想とする人生」とはなんだろうか、を知ることが先です。その実現に向けて市場(お客様)の要求に応えることが「ビジネスモデル」になります。

起業したいけど「やりたいことがボンヤリしている」「強みもアイデアもない」と言われる方は、真剣に自分と向き合っていないから、進む方向がわからなくなっているのだと思います。

しかしながら、生きていれば、毎年一つずつ歳をとります。あなたの人生は「必ずどこかに向かって」進んでいます。それを決めるのは誰でもない、あなた自身です。

自分と向き合い「働き方の方向性」が定まったら、そこに向かっていくために「今の自分に足りていないもの」学べば良いのです。資格とかスキルか働き方を決めるのではありません。働き方が資格を決めるのです。

どんな生き方が「自分が理想とする人生なのか」を会社員でいるうちに考えてみましょう。そして、給料と言う会社員の特権を活かして準備をしておくことが大切だと思います。

起業するとは「夢中になれる働き方を生涯楽しむ」ことです。それが、あなたのビジネスモデルではないでしょうか。

それでは、「楽しむ」を大切に

自分スタイルの幸せをつかむ地図(無料)

私が、あなたに何かお伝えできるとすれば、それは「自分スタイルの幸せを手に入れる」起業の考え方・方法だと思います。

自分スタイルの働き方が実現できれば、自分で時間をコントロールし、働き方を楽しみながら人生は豊かになっていくものです。私自身、好きな沖縄に、好きな時に行けますし、好きな人達に囲まれて、毎日が比較的ストレスフリーで幸せです。

今の世の中、誰もがスマホで検索すれば、簡単にたくさんの情報が得られます。でも、逆に「正しい情報を選ぶこと」が難しくなったことも事実です。

独立起業を考え始めたあなたにとって、どんな情報が必要でしょうか?ここをキチント知らないままで踏み出すとモヤモヤの堂々めぐりになるように思います。

闇雲に知識やノウハウを知ったところで起業準備は上手くいきません。頓挫する確率が高くなるだけかと思います。ある意味、時間とお金の無駄遣いですね。

大事なことは「正しい手順」を知り、行動を起こせば成果は出るということです。稼ぐ力」は手に入ります。

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