「こんな会社員は要注意」起業に失敗する2つの動機とは
「起業してみたい」と考えた時には動機があるものですよね。動機が原動力になって軌道に乗せることが出来れば成功です。しかしながら、その反対、動機が足かせになってしまうこともあります。
起業の動機が一体どんなものかを、一度、考えてみたいと思います。2つのことに当てはまっていたら注意しましょうね。
さて、今日は、起業の動機について考えて行きたいと思います。
自由で楽に稼げる働き方と起業ネタを探す
起業というと、自由を得て、サラリーマン以上に稼げるネタがある、それを見つければ楽にお金が手に入ると思っている方がいるように思います。世の中には、絶対儲かる〇〇とか、これであなたも年収〇〇円とかの情報商品がありますね。いわゆる儲かるネタです。
でも、そんなものはありません。ビジネスを始めては失敗する。そして、また、次のビジネスにチャレンジする方がいます。一見、チャレンジしている、行動的な方に見えます。でも、その動機が儲かるネタでは、博打と一緒です。
心の奥底に「楽」「儲かる」なんて不純な動機があります。本来、起業とは一生をかけて取り組むべきビジネスです。働く意味を勘違いしています。ネタ探しばかりする人は、このことを理解できていないかと思います。
お金を稼ぎたいと言う気持ちは誰にでもあります。私にもあります。でも、勘違いしないで欲しいんです。起業するとは「働き方」を変えると同時に「生き方」を変えることです。
自由を得て気ままなノマドスタイルでいたい
だれでも起業して「束縛」されたくない、自由な生活に憧れを抱きますよね。実際、そのような働き方をしている方もいらっしゃいます。あなたの中にも「束縛されない自由を追い求める」って気持ちはありませんか?
このことは、ごく自然な欲求だと思います。ただ、この「束縛されない自由」が起業の動機だとしたら、起業しても短い期間で廃業してしまう可能性があります。
サラリーマンであれば失敗経験は何度かあるはずです。私も会社勤めの時、大きなビジネスの内示を頂戴したのですが、気の緩みから5分打ち合わせに遅れてビジネスが無くなってしまったこともあります。上司のリカバリーも空しくNGだったことを覚えています。会社員であれば、あなたのミスは会社が責任負担していますよね。
しかしながら、起業家になれば「ミスは全て自己責任」です。金銭的な負担は自分にある言うことです。何もかも自分が背負う覚悟が必要となります。有給休暇もありません。でも、自分が時間を創り出せることも事実です。
世間に知られる成功した起業家と呼ばれる人達も身を不安を抱えながらも行動し続けた結果、今を築いてきています。とは言え、そんな過去は、あまり表に出てきませんけどね。
「束縛されない自由」な生活を夢見て、起業してみれば、厳しい現実と向き合うことになります。覚悟のない夢では、サラリーマンが良かったな、楽でイイやと「縛れているのに自由」という変なところに行き着いてしまうのです。
別のコラムでもお話ししましたが、起業の生存率は1年で40%、5年後には15%です。ビジネスを継続して行くには、「動機」に加えて、生き方、意欲、覚悟といったものも大切になります。
「起業動機」が、自分の中でしっかりと固まり「起業の軸」となるまで、自分と向き合いながら考えを重ねるようにしていきましょう。
それでは「楽しむ」を大切に