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起業に踏み出すヒントは「第三の場所」を考えること

やりがいスイッチナビゲーターの相曽 尚人です。

定年を迎えた時に趣味があると人生が豊かになるということを良く耳にします。組織の人間関係に疲れた時など趣味に没頭することで忘れることが出来きますね。いわゆる第三の場所です。第一は家族、第二は会社です。そんな第三の場所は起業とよく似ています。趣味を仕事にしてしまった人も多いかと思います。でも、第三の場所と起業、その違いは、なんでしょうか?

人それぞれ様々な意見があると思いますが、僕は3つの答えを用意しました。
◆対価が支払われるかどうか
満足できてもお金を稼げなければ趣味。趣味はお金を払ってでも楽しむもの
◆他人に対して責任を持てるかどうか
趣味は自分の行動を左右する、起業は他人の行動を左右する
◆生きて行くために必要かどうか
生き方を創る働き方が起業、生き方を創るために必ずしも必要でないのが趣味

起業に踏み出すヒント

◆相違点のキーワードは対価、責任、必要性の3点
僕には2つの趣味があります。その一つは琉球グラス(好きなグラスでお酒を飲む)です。初めて琉球グラスで泡盛を飲んだ時、色合い、曲線、カタチにすっかり魅せられてしまいました。その琉球グラスは稲嶺盛吉さんの作品。現代の名工と呼ばれている方です。それ以来、工房を訪ねては制作、想いなどにふれてきました。おかげで随分と詳しくなりました。一時的に琉球ガラスに関することで起業しようと考えたこともあります。

趣味の域にとどまっているのは稲嶺盛吉さんの作品想いは理解できても制作する課程での悩み、考えが理解できない、経験がないからです。職人になって作品作りの経験を積むまでには至りませんでした。自己満足の世界から飛び出す勇気はありませんでした。しかし今でも大好きですね。相違点と同様に、起業の在り方に似ていることを3つ上げると

◆共通点のキーワードは好き、満足、継続の3点
こうして、趣味と起業の相違点、共通点を上げると分かってくることがあります。それは、それぞれ3つの点を組み合わせたところに起業の在り方があることです。

趣味が仕事になる代表はシンガーソングライターですね。(好き+満足+継続)×(対価+責任+必要性)=満足と達成感で生き方を創り共感を与えて対価をもらう、と言えます。まさしく、自分価値=やりがいスイッチを入れて起業すると言えます。

50代は自分の趣味を見つめ直すことも必要です。趣味が対価になりうるか、人を幸せにできるか、どんなときでも継続できるものか、組み合わせが成立した時は起業に踏み出せます。不成立でも、どうしてこの趣味なのか?そのきっかけ、なぜ好きなんだろうと考えてみて下さい。そして経験を加えてみて下さい。

起業への方向性が出てきます。自分には何が出来るんだろうとお悩みの方は、趣味を膨らませることで対価を得られるか否か考えることも大事です。

「楽しむ」を大切に