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「SEに年寄り不要論」起業を目指す40代半ばから50代SEに必要なこと

やりがいスイッチナビゲーターの相曽 尚人です。

IT業界で働くSEは大変ですねってことを良く耳にします。確かに会社員時代僕もそう思った。技術は日進月歩で変わって行く。A社がコンピューターを導入したとか、B社も導入したとか言う話は、今では聞くことがない。キーワードは「IOT」。インターネットで繋がる時代、クラウドサービスを利用してシステムを作り上げていく時代です。そんな技術革新の時代、ミドルエイジのSEはどうすればよいでしょうか?

ミドルエイジのSEは、自分立ち位置を考えておくこと

それは、SEには3つの選択肢を考えて、自分の立ち位置を決めておくことです。
その3つの選択肢とは
①技術職で管理者を目指す
②とんがったテクニカルSEを目指す
③業種業務経験を生かしたSEを目指す

それぞれは、
①は他人評価に左右されるから目指してもなれるとは限らない
②は一部のSEが達成できるもの
③大多数のSEがここに属してしまう。その多大勢になってしまう。

大手になればなるほど顕著です。ここにきて「超高速開発」と呼ばれる手法も定着してきている。ますます、③に属するSEは生きづらい世の中です。40代半ばから50代のSEは押し出されるようにセカンドキャリアを目指し始めます。一般企業のシステム部門へ転職、コンサルタント会社に転職、業態特化したシステム開発会社に転職です。このような方を僕も見てきました。

ミドルエイジのSEが、IT業界で起業するコツ

最近は起業する方も増えています。起業して、その他大勢にならずに済むにはどうすれば良いでしょうか。それは2つのことです。1つ目は「営業力」自分をブランディングするチカラを磨いておくこと。多くのSEはセールス・集客とかには無縁で過ごしてきている方が多い。その他大勢から抜け出すには、自分を売り込めるチカラを磨いておくことです。

2つ目は「業種業務の絞り込み」です。ミドルエイジのSEは長年の業種業務の経験が強みです。システム開発に主眼を置かずに”この業種・この業務に関してならばあの方に相談”しようと思われることです。この「相談」されるが大事です。大きく分けるとSEの仕事は上流工程と下流工程に分かれますね。

目指すものは上流工程である設計前相談に関われるようになること。業種・業務を経験を生かして業務スペシャリストになることです。業態特化したシステム相談(コンサルティング)です。開発には手を出さない。ただし紹介できる・信頼できる先を持っていること。

自分一人でも食べて行くためには、自分ブランディングする、会社員でいるうちに人のつながりを意識して準備しておくと、いざと言う時に役に立つかと思います。長年の業種業務の経験知識であれば、気持ちに余裕も生まれます。仕事を楽しむこともできるでしょう。ミドルエイジのSEが起業を目指すには、「絞り込み」と「自分ブランディング」の2つです。

「楽しむ」を大切に