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50代の起業は「トコトン、とんがる」です

やりがいスイッチナビゲーターの相曽尚人です。

最近、知り合いと話していて、千葉三越閉店の話題になった。ちょっと、寂しいねぇ、そんな話です。どうして、百貨店は衰退して行くのでしょうか?

小さい頃は、百貨店に行くのが楽しかった。アレもコレもと、いろいろなモノが目に飛び込んできた。宝探しみたいでワクワク。百貨店の良さは、そんなところにあるように思っていました。子供心に、そんなワクワクを感じたことは、ありませんでしたか。

僕は、この年になっても、百貨店にいくのが好き。でも、ワクワク感みたいなものが、最近、薄れている。この感覚がなくなることが、閉店の理由かなと思った。「何でも屋」はなくなって行くなぁと、しみじみと感じました。

起業するは専門店になることが必要

起業することも同じですね。間口を広げた百貨店よりも、専門店になることです。業界、業種、何を、地域を、性別、世代を特定する。こんな感じです。そして、それを組み合わせることで、掘り下げて行きます。そうすることで、「コレが欲しい」と思っている方に寄り添うことが出来ます。

ただのトレーニングジムよりも、「ダイエットしたい+20代の時の好きだったワンピースを着たい+女性40代+子供に手がかからない+近くにないか」と考えている、性別・世代とその方の環境・想いを伝えるトレーニングジムですね。

以前、僕のいたIT起業も同じです。ハードウェア商品、ソフトウェア商品、システム開発、ITサービス保守と三位一体を売りしていた。でも、今、求められているのは、それぞれの分野に特化している、さらには特化した分野の中でも〇〇に強いと深堀している企業です。今までは、あそこに頼めば全て面倒見てくれるから楽・安心ということが価値観でした。

しかし、企業・個人の欲求が多様化し、細分化。多様化と細分化にマッチした専門店を選択する。そして、それを組み合わせて一つモノを作り上げる。こんな価値観になっている。当然のごとく、「IT百貨店」の株価は低い。それに比べ「IT専門店」の株価は高い。世の中が専門店を組み合わせて、最高のものを手に入れる、そして安心を手に入れるが、求められる価値です。

昔はITコンサルタントと言えば、飯が食えた。花形だった。でも、今は、それではまったく、食べていけない。〇〇のITコンサルタントと名乗って、独立した方を何人も見てきています。果たして今でもコンサルタントを続けている人は何人いるでしょうか。

たった一人のあなたに来てもらうことが起業の姿

今は、インターネットで情報がたくさん手に入ります。〇〇が欲しいと思うと必要な、細かな情報が手に入ります。必要な情報を絞り込んでいった先に残っている選択肢を見つけます。そして行動を起こします。情報選択のザルからもれないあなたであることです。

間口を狭くすると、お客様が減ってしまうと考えがちです。それは、勘違いです。お金を使いデンと店舗を構えた。出入りがあったとしても、購入してくれなければ、お客様にはなりません。店舗費用が支払リスクになります。出入りは少ないが、欲しいものが、その店にある。そこを目指して行動している方が来ています。どちらがお客様になるでしょうか。

50代からの起業は積み重ねた経験で専門店になることです。選択されるあなたになることです。起業する方法は、とことん、とんがるです。

「楽しむ」を大切に