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50代からの起業は”時間の使い方”が分岐点になる訳

もし、あなたが50代で起業を考えているのであれば「これからの10年間」とは、どのようなものでしょうか?

50歳ともなれば、将来の不安を感じる年齢ですよね。目の前には役職定年だったり、上司部下の逆転人事だったりが出て来ます。もちろん、給料が上がるなんてことはありません。

自分の役割とか、立ち位置とか、ある意味、その会社での先行きが見えている年齢ですね。

● 会社人生も見えてきてしまったなぁ
● 定年後の自分は何をしたいのだろうか

このまま会社に居続ける方が良いのか? 転職するにしても50代じゃ、都合の良い条件なんてありゃしない! 起業は考えているけど、何を、どうすれば?となってまう人は少なくありません。

あなたは、子供のころに「大人になったら何になりたいの?」、こんなことをよく聞かれたと思います。きっと、笑顔で〇〇と答えていたのではないでしょうか。

今のあなたは成りたかった自分になっているでしょうか?
そのような気持ちになれる働き方をしているでしょうか?

50代とは、少し休憩する時間をつくり、自分自身を振り返る。「人生後半戦を自分らしく生きて行くための働き方の戦略を練る年代」かと思います。人生の分岐点に立っているということですね。

今日は、「50代からの起業は”時間の使い方”が分岐点になる訳」というお話です。

50代の起業は「夢中になれる働き方」を決めるスタートライン

50代で起業相談に来られる方は少なくありません。会社員を卒業したいけど「何を、どうすれば?」といった具合です。

そうなってしまう要因ってなんだと思いますか?

それは「時間の使い方」を間違えていたんですね。他人評価を得ることに時間を使い、自分に投資する時間を忘れていたからです。

振り返れば「家族との時間」「仲間との時間」もあまり持てなかった。役職定年を前にして、これからは手に入れた肩書もなくなり、給料もダウン。周りばかりを気にしている自分がいます。

今のままで本当に良いのかな?

起業を考えたけど、何から始めていいのかわからない。人に自慢できるような「強み」なんて何もない。ましてや50代で大丈夫だろうか?モヤモヤしたままです。

でも、安心して下さい。起業に年齢は関係ありません。50代には培った経験や知識という特権があります。それこそが、人生後半の働き方を決めるスタートラインです。

50代の起業は人生後半の企画会議をしよう

50からの起業は行動習慣をつくることが、とても大切になります。と言うのも、経験や知識がある反面、頭の中だけで判断する癖みたいなものがあるからです。

経験や知識は持っているだけでは妄想にしかなりません。動いて、使って構想に変えて行かなくては起業準備は前に進みません。

先日、起業相談に来られた58歳、誰もが知る大手企業・元管理職の方の言葉です。

35年間、会社一筋で過ごしてきました。でも、何が強みになるのか?わかりません。この年になって、そこに気が付きました。後悔、先に立たずですね。「何から始めれば良いのでしょうか」とのことでした。

最初に私が話したことは、えぇーと思われるかもしれません。

それは「おめでとうございます」です。お客様は面食らってキョトンとしていましたね。

なぜ、そのような言葉だったかと言えば「行動を起こしたこと」に対してです。きっと、「不安」で一杯だったに違いありません。しかし、「これからの人生を変えたい」と自ら動き出したわけです。その気持ちにおめでとうございます、と申し上げました。

ご一緒するご縁を頂戴し、その方にとっての記念日となりました。

こんな言葉があります。「人は分単位で時間を使いながらも年単位で時間を浪費している」です。私自身、働き方にモヤモヤし、好きなことで起業してみたいと会社員時代に読んだ本の一節。まさしく「自分そのもの」でした。

会社員時代は何も考えずに目の前にあるハシゴを一生懸命に登り続けました。残業当たり前、家族との時間は横に置き、12年間の単身赴任。「ゴールはどこなのか?」なんてことは考えもしませんでした。

ところが、登ってみて掛け違い気が付いたわけです。「アー、こうではなかった」と。ハシゴを登ることが目的になっていた結果です。

あなたはいかがでしょうか?

50代からの起業だからこそ、”人生後半の働き方というハシゴ”をのぼる前に、「どのような自分になりたいのか」、豊かな経験を活かすための”ひとり企画会議”をしてみましょう。

50代の起業は「時間の使い方」を間違えないこと

50代からの起業は時間軸を決めることが重要です。理由は、ゴールが決まると逆算思考が働きます。「いつまでに、何をすることが必要になるか」を考えることが出来るようになるということです。

考えてみて欲しいのですが、

あなたが望む働き方とは、どんなものでしょうか?
あなたは誰の役に立ちたいですか?
あなたの何が役立てられそうですか?

もし、そこが見えて来ないのであれば、具体的にしていく必要があります。

50代と言えど、未来を描いた新人時代はありますよね。コツコツと働きながらも出世競争に参戦。納得いかない評価にも、我慢しながらキャリアを積み上げてきたわけです。

その経験で得られたものは何でしょうか?もし、管理職というポジションということであれば、寂し過ぎます。

例えば、業績を上げるチームづくりとか、事業計画の作り方とか、お得意先との交渉スキルとか、心をつかむプレゼンのやり方とか、海外赴任で学んだ英語力とか、いろいろと得たものはあるはずです。

50代であれば、誰もが持っています。「強みと呼べるものは何もないんです」と言う人は、気付いていないだけです。

ハシゴを登ることだけに一所懸命になり、どこにハシゴが掛かっているのか? 目的を考えずに走ってきてしまった結果だと思います。

もし、あなたがそう感じているであれば、時間を分単位で使いながらも年単位で損しているのかもしれません。だからこそ、自分と向き合い、経験を振り返ることに時間を使ってください。

あなたの経験で得られたことは、「何で、誰の役に立ちそうですか?」、この答えを出すことが、最初の一歩となります。

50代からの起業は、時間の使い方を大切にしていきましょうね。

まとめ

50代からの起業は豊富な経験で得たこと学んだことを活かすことです。会社で学んだことは、あくまで会社人生をうまく乗り切るための方法かと思います。

しかし、その経験は決して無駄ではありません。これからの人生を描く設計図に必要なパーツです。人生の後半戦を自分らしく働くための「可能性」になろうかと思います。

これまでは「他人評価を得るため」に時間を使ってきました。これからは「自分評価を得るため」に時間を使うことが大切です。

50代だからこそ、好きや得意なことで仕事をする。それが「50代から起業のあり方」です。

それでは、「楽しむ」を大切に

 

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