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3. 【起業準備の正しい手順】成功軌道に乗せる条件とは

起業を考え始めたのですが知識がありません。何を学べば良いのでしょうかと質問されることがあります。得意分野もないし、ましてや資格なんかと思いがちですね。

では、起業するには、どんな知識が必要なのでしょうか？

それは２つのことです。「コンセプトつくる知識」 と 「ビジネスを回す知識」 と言うことになります。しかしながら、最も大切なことは、学ぶべき順番です。

今日は、どうして、起業準備には「手順」が大切なのか？ についてお伝えしたいと思います。

起業準備は学ぶ手順を間違えないこと

起業準備は「コンセプト」を定め、「ビジネスモデル」を創る、これが正しい手順です。ここを間違えないことが極めて重要になります。

ところが準備を始めると、どうしても「ノウハウ・知識」を得ようと一生懸命に勉強します。事業計画、商品づくり、集客など、Webマーケティングに目線が動きます。ビジネス書を読んだり、セミナーに参加したりします。でも、その多くは「ビジネスノウハウ」です。

例えば、Web集客セミナーです。特に最近は多くなっていますね。参加された方も多いのではないでしょうか!？ 案内を読み、起業には集客が大切だと知識を求めて参加します。

有名講師の言葉にモチベーションが上がり、参加者の熱気で意欲は高まります。「自分でもなんとかなるぞ」と起業への想いは１２０％です。

でも、ここが、落とし穴です。参加されている周りの方と話をしてみると答はおのずと出てきます。きっと、参加者には起業している人、もしくは準備を終えた人が7割かと思います。集客に苦労されている人達です。

今のあなたは起業準備中ですね。コンセプトもなければ、商品サービスもボンヤリしています。集客の大切は頭でわかっても、売るものがありません。学んだことを確かめる術がないのです。

ビジネスのノウハウ・知識とは学んだことを実践するためにあります。つまり、「起業コンセプトの上にビジネスの仕組みが乗っかる」ということです。コンセプトがないのに仕組みは乗せられません。

起業準備には、この手順を間違えないことです。スタートを間違えると不安ばかりが大きくなります。そして行動にブレーキがかかって前に進まないものです。

起業準備は「コンセプトづくり」で始まる

起業のコンセプトとはビジネスの軸になるもの、自分の価値を言葉にしたものです。それが「あなたのキャッチフレーズ」に変化します。 「カタチのあるコンテンツに変われば商品サービス」です。身近なものでは名刺も、その一つです。

コンセプトとは、「だれが、あなたの提供する価値で、どうなるのか」を言葉で表現したものとなります。ご自分で仕事を始めたい、起業を考え始めたら、最初にやるべき最も重要なステージです。

例えば、新築の家を想像してください。最初は基礎工事から始まりますね。立地を固め、骨組みをつくります。その上に床・外壁・屋根ができ、台所・風呂・トイレなどのデザインと機能が加わります。それで完成です。

もし、基礎工事に手抜きがあったら、どうでしょうか？ 地震がくれば倒壊します。起業で言えば廃業です。「基礎工事＝コンセプト」 「機能・デザイン＝ビジネスの仕組み」となります。提供する「自分の価値」がなければビジネスは回らないということです。

起業を考え始めた時は２つの知識を意識してください。そして「学ぶべき手順」を間違えないようにしましょう。

まとめ

起業準備を始めると「ビジネスの仕組み」に目が行きがちですが、「コンセプト」を定めることがスタートです。ここを間違えないことが重要です。コンセプトは商品サービスを生みだし、集客を可能にしてくれます。

つまり、コンセプトとは 「ビジネスを回すための土台」 です。ここが一番、肝心なのです。焦らずに、じっくりと、コンセプトを固めて行きましょう。

「ビジネスの仕組み」とはマーケティングのノウハウです。コンセプトが生み出した「あなたの提供する価値」を伝え、商品サービスを販売するための型です。実行するためには土台となるコンセプトが不可欠となります。

この点を勘違いしないで準備することが最も大切な学びとなります。

それでは、「楽しむ」を大切に