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【40代からの起業】底辺芸人に学ぶ唯一無二の役目とは

あなたは“コラアゲンはいごうまん”という芸人を知っているでしょうか。私は知りませんでした。たまたま、彼の芸人人生を紹介している記事が目に留まり存在を知りました。タイトルは【「底辺芸人」が唯一無二の役目を見つけるまで】というものです。

起業準備のサポートを仕事にしている私には直球を投げ込まれた感がありました。

40代で起業を考えが始めたけれど「何を、どうすれば」とモヤモヤしているあなたには、是非とも読んで欲しい記事です。きっと、一歩踏み出すヒントがあるかと思います。

芸人コラアゲンに学ぶ起業のあり方

テレビに出ることもなく、知名度もない48歳の芸人。雨上がり決死隊、蛍原の元相棒だそうです。相棒の出世を横目に、20人にも入れば満席の地方舞台が主戦場の苦労人です。

ノンフィクション漫談という「唯一無二の芸風」を創った人です。インド放浪、女装体験、ヤクザ事務所住み込みなど、様々な世界に飛び込んでいき、そこでの体験をネタにするそうです。”唯一無二”が起業する上ではとても重要なキーワードとなります。

筆者は次のように語っています。

観客はその世界にどっぷり浸り、爆笑したり、涙を浮かべたりしている。「コラちゃん、めちゃくちゃよかったよ。友だちを初めて連れてきたんだけど、泣いちゃったって。ホンマですか、光栄ですわー。今日はありがとうございます、お体に気をつけてくださいね」一人ひとりと言葉を交わし、丁寧に見送る。まるで、「来てくれた友人を見送るかのような距離の近さ」だと言っています。

起業には”距離の近さ”を感じていただけることがとても大切です。と言うのも、ビジネスは共感と拡散の上に成り立っているからです。

芸人と言えばネタはフィクションがほとんど、笑いをとることが全てですね。しかしながら、コラアゲンの芸は笑いに加えて涙を誘うそうです。経験をネタに人生観を語る芸風が共感を呼びファンが増えているそうです。経験は真実を語ります。観客はそれを自分に重ねることで涙します。グッと心を鷲掴みにされてしまいます。

起業も同じだなぁ、つくづくそう思いました。その方の感性に触れた時、腹の底から笑ったり、泣いたりと共感を覚えます。そして近い関係を築きながら人が集まってきます。まさしく、起業の土台がここにありました。

40代でも学ぶことは大切なことですね。いくつになってもその姿勢は欠かせません。しかしですね、経験に勝る強みはありません。知識やノウハウとは経験することで本物になるということです。

「気付く幸せ」で始まる起業準備

芸人と言えばM-1グランプリのような大きな賞をとり、売れっ子になり稼ぐことが成功者と思いますよね。起業も肩書と収入を得た方が成功者と思うのではないでしょうか。

確かに大きな収入は大切なことだと思います。しかしですね、「果たして、それが幸せなのか?」 肩書や収入と引き換えに犠牲にしてきたものがありませんかね。

もし、その中に本当は守るべきものがあったとしたら「気付かない不幸せ」かもしれません。

私自身、サラリーマン時代、出世競争に飛び込み、家族や自分の時間を犠牲にして、仕事優先の毎日でした。結果、肩書と収入は得られました。しかしながら、突然の降格左遷で働く意味が一変しました。

「なぜ、俺が、どうして」と、やりがいを探し続けて起業に至りました。だからこそ、言えることは「気付くことの幸せ」です。

今は家族や仲間との時間を大切に自分の好きなことで働いています。応援してくれる人がいます。大きな贅沢はできませんが気持ち豊かに自分らしく働いています。たどり着くまでに、ちょいと遠回りをしましたが、それも大切な起業までの経験です。

起業は「唯一無二」の自分になること

40代で始める起業は「芸人コラアゲンの芸風と同じ」、培った経験を通して唯一無二の自分になることです。言葉を変えれば「自分スタイルの働き方をデザインすること」になります。家族や仲間との時間を大切に、好きな人たちに囲まれて働く。起業は「生き方」をつくることだと改めて感じています。

最後に筆者がこんな言葉を残しています。

どちらが成功者だとか幸せだとか、そんな問いはそもそも不毛なのかもしれない。大事なのは「自分の生きる道と幸せをいかに見つけるか」だと、1人の芸人が教えてくれた気がした。

起業は手段であってゴールではありません。働き方であってゴールは生き方です。最初の一歩は「自分のスタイル」を創り出すことです。それが「唯一無二の自分になること」です。大切なことは「夢中になれる働き方を生涯楽しむ」、これが起業する、ということなんです。

それでは「楽しむ」を大切に