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「失敗したくない」は起業準備で決まる訳

ご自分で仕事を始めてみたいと思っても大丈夫かな、という人は多いものですね。起業しても継続できるのかは気になるように思います。

あなたは起業の生存率って言葉を知っていますか。

スマホで検索すると「1年後40%、5年後15%、10年後6%」と書かれています。初めて、こんな数字を見ると、ドキッとしますよね。きっと、あなたが考えている数字よりも低いのではないでしょうか。

今日は、起業の生存率について、この数字は何を問いかけているのか、について考えてみたいと思います。

【目次】

起業の生存率が意味しているもの

数値だけを見れば起業はハイリスクだと思ってしまいます。でもね、これは「安易に起業に踏み出す人が多すぎる」と言っているように思います。たった一度の人生、今がその時と思えるのであれば、一国一城の主を目指すことは良いことです。

数値の意味は「闇雲に踏み出しても上手くは行かないのが現実」だと言っているのではないでしょうか。

起業は集客が重要だと書籍でも、セミナーでも言われている通りですね。そこに「フェイスブック超集客法」と見つけるとセミナーに参加したい気持ちになります。学ぶこと自体が悪いことではありません。必要なことだと思います。

しかしながら、だれを集客するのでしょうか?  起業考え始めたばかりで、フェイスブックが大切なことでしょうか?

起業して商品はあるが集客に悩んでいる人であれば即戦力ですが、起業考え始めたばかりでは、まるで意味がありません。

起業を考え始めたら知識やノウハウばかりを学んでも上手く行きません。起業準備には2つのステージがあるのです。それは「起業のあり方と呼ばれるコンセプトメイク」、そして「起業のやり方と呼ばれるビジネスメイク」です。この順番を間違えないことが重要となります。集客とはビジネスメイクなんです。

起業を考え始めたら「2つの手順」を知って、それに沿って学ぶことです。ここを知らずに踏み出すと起業の生存率の仲間入りの確立が上がるように思います。

起業を考え始めたのであれば、手順をしっかりと押さえておきましょう。

失敗しないためのリスク管理

起業しても継続できずに廃業に追い込まれる理由は様々あるかと思います。とは言え「収入がない」から続けられないが現実ではないでしょうか。

起業準備中は頭でわかっていても実感はわかないかと思います。会社員であれば仕事が上手く行かなくても給料は入ってきますからね。

しかしながら、起業の上手く行かないは収入に直結します。ご自分で仕事をはじめたが予想以上に売り上げが伸びなかった。これは経費を合わせばと赤字だということです。売上見込が甘かったわけです。起業して初めてわかることでもあります。

言ってみれば準備中の問題でもあるわけです。どうしても起業への想い、自分の商品に対する願望が強く、単なる目標的な収支を考えてしまいがちです。

起業するには大きなエネルギーが必要ですし、それがあるからモチベーションも上がり自分を叱咤激励することができますね。逆に起業への想いに酔い、冷静な考えが出来ないまま楽天的になりやすいものです。都合良い方向を考えてしまいがちです。ひょっとして自分もと感じていたら注しましょうね。

大切なことはハイテンションでいる自分を冷静に見つめて、より厳しい目線で売上予測をすることです。極端ですが、収支予測を1/3程度にしてみてください。それで1年持ちこたえられるか考えてみましょう。自分の思い込みと収支のリスクを意識して、その上で起業準備をすすめることが大切です。

起業が軌道に乗るまでの生活を維持することが大切

厳しい目線で起業準備中に収支を考えておくことは重要です。そして、もう一つ意識して欲しいことがあります。それは最低限の生活資金を貯めることです。起業してすぐに充分な収入が得られることは難しいものです。生活することに目線が動き、アルバイトに精を出してばかりでは本末転倒になってしまいます。

起業初年度は収入を得るために「自分のことを、商品サービスを知ってもらう期間」だと認識しておきましょう。ブログでも、SNSでも、コミュニティでも、ネットとリアルであなたのお仕事を「将来のお客様」に知ってもらうことを徹底してください。これが2年目になって活きてくるものです。

私は起業前に早期退職をしています。辛かったのは、見る見るうちにお金が減ることでした。だから、身に染みてわかります。

起業初年度を乗り切るために生活のための資金を貯めておきましょう。会社員なら給料・ボーナスがあります。サラリーマン特権を徹底的に活かしてください。生存率1年目の40%に入るべく、1年間の最低限生活できる資金を貯めましょう。

起業して「頑張る」は誰もが同じ気持ちです。大切なことは準備中です。この期間をどのように過ごしたかで、起業した時点である程度、生き残れるかどうかというのは決まっているのではないでしょうか。

準備中こそ、時間と労力をかけ、そして冷静に自分の起業スタイルを見つめることが大切です。

それでは「楽しむ」を大切に