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起業したいと思ったら最初に考えて欲しい3つ条件

はじめての起業

会社員として仕事をしていると、起業したいと思ったことが、一度くらいはあるように思います。「サラリーマンを辞めて独立したい」と、起業を考える人は少なくありません。

・今の仕事で独立できるんじゃないかな
・休日いつもの趣味で稼げたらいいよな
・年末に上司から言われた転勤の一言で
・時間に縛られることなく仕事がしたい
・ずっと、温めていたアイデアがある

あなたはいかがでしょうか?

私はと言えば、事業部長時代に経営トップと衝突したことが引き金になって、真剣に50代からの起業を考え始めました。そして、起業してわかったことは、「必ず、考えておくべきことがある」ということです。

今日は、「起業したいと思ったら最初に考えて欲しい3つ条件」についてお話したいと思います。

あなたの起業したい理由は何ですか?

起業相談に来られた人やセミナーに参加された人に、「なぜ、起業したいのですか?」と質問することがあります。しかし、明確な答えをもっている人は、ほぼ3割くらいなんです。

この理由が曖昧だと、起業しても、なかなか思うようには行きません。

・やっていて楽しいけど、時間と労力の割に利益が出ない。
・頑張って売上が上がるようになっても、楽しさを感じられない。

どちらかのパターンになってしまう可能性が高くなります。どちらの場合でも、自分が決めたビジネスを軌道に乗せるのは難しくなってしまうものです。

起業は始めることは容易にできても、そのお仕事を続けていくことは簡単ではありません。「石の上にも3年」と言われる通りですね。ビジネスが回っている状態とは「継続」となります。

そのためには、起業したい理由を明確に自分の中に持つことが大切なんです。それが、あなたの働き方の軸となります。

起業したいと思ったら考えるべき2つの条件

もしあなたの起業したい理由がボンヤリとしていると思ったら、2つの条件を考えて下さい。

・お仕事の環境に対する不満と欲求
・お仕事の内容に対する不満と欲求

この条件が重なった時、その理由がハッキリしてきます。

例えば、家族との生活を第一に考えている。だから転勤は受け入れ難い。であれば、転勤のない環境に仕事を変える必要が出てきますね。

ただ、これは家族帯同であれば可能になることです。

でも、ここに、次の理由が加わったら、どうなるでしょうか?

・今の仕事にやりがいが持てない
・今の業界や業種に興味が湧かない
・今の自分に成長が感じられない

仕事の内容に不満と欲求が出てくると、家族帯同でも、転職しても、理想とする仕事環境をつくることは難しいと思えてきます。すると、起業は大きな選択肢となるものです。

起業する人は、仕事の環境と内容に不満と欲求がある人です。「これからの人生で仕事に対する優先順位が高い人」とも言えます。2つの条件が重なった時、その人にとって、起業は素晴らしい働き方の選択肢となるわけです。

逆に、起業しない人は、仕事の環境と内容に不満と欲求があるようにも見えます。が、そこが一番ではありません。「これからの人生で仕事に対する優先順位が低い人」とも言えます。「アフター5を楽しみたい」「自由になるお金を増やしたい」のように自分に向いています。

どちらが、良いとか、悪いとかの話ではありません。どちらの場合も、その人にとって豊かな人生です。

ただ、起業して2つの条件を満たすということは、仕事に対して充実感や満足度を強く求めていることなんです。

起業したい人が忘れがちな最も重要な3つ目の条件

起業して自分で仕事を始めるからには、「満足度の高い商品を作りたい」「理想的な仕事環境も整えたい」と考えるものですね。

ところが、意外に抜け落ちる”もう一つの条件”があります。起業するからには、本来、優先すべき条件です。

何だと思われますか?

それは「継続的な利益」となります。「何を今さら・・・」と思うかもしれません。が、頭でわかっていても、起業して、初めてわかるものなんです。

例えば、会社員でいれば無意識に給料はあるものと思っています。風邪をこじらせ1週間休もうが、きちんと振り込まれます。でも、起業すればそうは行きません。全てが自分です。

1番目の「充実した仕事内容」と2番目の「理想的な仕事環境」は念入りに考えても、3番目の「継続的な利益」という条件が、抜けたままで踏み出してしまう人は少なくありません。

とは言え、一度に3つの条件を満たそうとすると難易度が上がります。”二兎を追う”のも簡単ではないのに、”三兎を追う”のは言わずもがなです。

しかし、難易度を下げることで、実行に移す方法はあります。

起業したいなら優先順位を決める

起業したいなら、「何を優先させるのか?」を決めることです。3つの条件の「継続的な利益」を中心に、「仕事環境と仕事内容を組み合わせて考えること」となります。

・継続的な利益×理想的な仕事環境
・継続的な利益×充実した仕事内容

この2つに優先順位をつけることです。

どちらが正解ということはありません。しかし、起業したいなら考えておくことが重要です。その上で、「あなたは誰に、何を、提供する人なのか」を明確にしていきましょう。

例えば、プログラマーとして独立して2年、やっと稼げるようになったけど、やりがいが薄れてしまい、今では辛いとさえと感じている。セラピストとして自宅サロンを開いたけど、労力の割に利益が少なくて、心も身体もしんどくなってきた。

仕事内容は違っても、一人起業には良くあるケースなんです。

意気揚々と起業したけども、アレもコレもと追いかけようとした結果、努力する方向を間違えて、自分が決めたゴールとのズレが生じてしまったわけです。

頑張って築いたお仕事も、次のステップに活かせないまま手が止まってしまう。こうなってしまっては、本当にもったいないですよね。

起業したいなら、「何を優先させるのか?」を、きちんと決めて、ステップ・バイ・ステップで進んでいきましょう。

まとめ

起業したいと思ったら、「なぜ、起業したいのか?」、その理由を明確に持つことが大切です。そこが曖昧なままでは「本当に、これでよかったの?」と、起業後にモヤモヤが堂々巡り。お仕事は続かないものです

もし起業したい理由がボンヤリとしていると思ったら、2つの条件を考えてみて下さい。

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・お仕事の環境に対する不満と欲求
・お仕事の内容に対する不満と欲求
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この条件が重なった時、その理由がハッキリしてきます。そして「継続的な利益」を組み合わせ、優先順位をつけましょう。

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・継続的な利益×理想的な仕事環境
・継続的な利益×充実した仕事内容
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その上で、「あなたは誰に、何を、提供する人なのか」を明確にしていきましょう。きっと、これからの人生を豊かにする働き方に踏み出していけるはずです。

それでは「楽しむ」を大切に^^

  

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