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3. 「40代の起業準備」働く心の思秋期を抜け出す方法

40代になると働く意味を見直す会社員が増えてくるものですね。会社では評価され、経済的にも安定する年代にもかかわらずです。漠然とした将来の不安を感じる、何か満たされないものを感じ始めると言います。最近はテレビでも、雑誌でも、そんな記事が目につくようになりました。

どうして、そうなってしまうのでしょうか？

サラリーマン時代を振り返って、書いてみることにしました。

何か満たされないもの感じるのは、なぜ？

それは「仕事=評価」になってしまった勘違いですね。上司、同僚、後輩の目線を気にし、上位職につくことが仕事のあり方だと思ってしまったことです。あいつが部長になったとか、表彰されたとか、周りの評価ばかりが気になってしまうことです。

周りの評価を気にし始めるのは、きっと、30代半ばくらいでしょうか。それまでは仕事に達成感を求めています。こうすれば良くなるとか、これならお客様は喜んでくれるとか、の目線で仕事をしています。

40代になるとモヤモヤし始めるサラリーマンが増える

40代に入り、周りも見えてくるようになってくると、会社の中で立ち位置を妙に気にし始めます。同僚・後輩の出世を横目で感じ、達成感とか充実感が他人評価に置き換わってしまいます。他人の目線を気にし始めます。

根っこにあるものは、時間の意識「人生を折り返したと感じる」ことです。会社にコミットすれど、イキイキと感じられない方が増えてくるのも、この時間の意識からです。

また、上司・同僚の左遷を目の当たりしながら「スイッチされる人事」への不安、リストラ、病気、家族の問題など「思いも寄らぬ出来事」が降りかかることが多い年代でもあります。

私のサラリーマン時代も同じです。がむしゃらに仕事をし、評価され、ポジションも上がりました。でも、突然の降格左遷を受け、モヤモヤが始まりました。その原因は「働く意味=他人評価」に置き換わり、評価されない自分に悩んだことです。

今だから言えるのですが、〇〇部長、〇〇事業部長と呼ばれ、気が付かないうちに上位目線で話す、それがいつのまにか快感になっていたんですね。とんだ勘違いでした。やりがいとは何だと探し続け、抜け出すまでに4年です。会社員として3年、早期退職後1年半かかりました。随分と遠回りしてしまいました。

働く意味とは「人生を楽しむために仕事する」ことが大切

私自身、入社から30代までは仕事が楽しかったものです。何かと興味があり、やってみました。仕事が好きだねと良く言われたものです。お客様と話すのが好き、夢中で作った提案が採用されるのが嬉しい、お客様に良かったよと言ってもらえることが心地良かったんです。この楽しい、嬉しい、好き・夢中になる、ということが大切です。

40代に入り、働く意味に悩んだ時は「仕事=楽しい・好きと思えるか？」を大切にしてください。楽しい・好きなことに会社とか他人評価という枠組はありません。あなた自身がどうあるべきか、です。家族とはどのような生活をしたいか、仲間とはどんな関係でいたいか、自分らしい生き方はどうあるべきか、ということなります。

そこを起点として、そのために働き方はどうするのか!？と考えることです。40代に入り、働く意味に悩んだ時は、最初に生き方を描き、そして働き方を考えてみましょう。

それでは、「楽しむ」を大切に