やりたいことで起業する方法は選択肢を減らすことが重要
起業を考えた始めたけれど「やりたいことって何だろう」と思ったことはありませんか。今の仕事の延長線ではないし、これと言って「自慢できる趣味」もない。このような気持ちですね。
これは、あなたが特別ではありません。スキルがあるから、それが「やりたい」ではありません。仕事のキャリアもあり、何か資格をお持ちの人でも同じなんです。
今日はやりたいことが見つからなくて起業に踏み出せない会社員のための「やりたいことを見つける考え方」についてお伝えしたいと思います。
「やりたい」を見つける起業の考え方とは
「やりたい」を見つけて起業するには「やりたいこと」を探さないことが近道になります。オイオイ待てよ、と言う人がいるかもしれませんね。何かと言えば、それは「選択肢を減らす」ことです。
そのためには、経験したことを書き出してみることが必要になります。仕事の経験、趣味とは呼べないけど好きでやっていること、得意かなと自分が思っていること、何でも結構です。前述の資格なんてのもその一つとなります。
例えば、営業の仕事と書きだすのではなく、営業通じた経験です。
・社内調整
・企画をつくる
・セールストーク
・チームをまとめる
と言ったように書き出します。ここに趣味があれば、それを加える。料理が得意なら、それも足す。すると、20や30くらいは書き出さます。そこから減らしていくという考え方が有効です。
起業考え始めたばかりですから、これが「やりたい仕事」だなんてわかるはずがありません。7割思考でこれかもしれないと考えることです。これが「やりたい」なんて完璧思考でいるから見つからないのですね。
営業することは仕事にしたくなくても、プレゼンの仕方を教えることは「やりたいこと」かもしれません。と言うのは、やってみるとお客様に喜んでもらえた、お礼の言葉があったのであれば「モチベーション」がまるで変わりますね。自信も出てきます。ましてや、それで対価を得れば「やりたい」ことになるのではないでしょうか。
一方的に仕事目線で「やりたくない」ではなく、そこで得たこと学んだことを教えることで目線が変わるものです。そのために、経験したことを書き出し、選択肢を減らしていきましょう。絶対これではなく、だいたいこれ、この7割思考で行きましょう。
用意周到派では起業準備は上手く行かない
起業は準備は旅行の準備に良く似ています。 あなたは用意周到派、いわゆる準備をキチントとしないと動けないタイプでしょうか。
先日、那覇でセミナーを開こうと持ち物を考えていました。下着、靴下、シャツは大目に入れて、雨に降られた時の変えズボン、PCに資料、電源2つと、えーっと、それからハンカチ、胃腸薬。飛行機の中では退屈だなと3冊くらい本でも持っていこう。あれも、これも、ひょっとしたら必要かもと考えて、気が付いたら週末青空市場の露店状態です(笑)
うーん、これじゃ、那覇に着く前に疲れる、こんな状態でした。
問題は「ひょっとしたら必要かも」ですね。これがいけません。大阪勤務の会社員時代、毎月半分は出張だったことを思いだしました。ひょっとしたら使うは「99%使わない」保険みたいなものです。
持っていく理由を考えたら、どんどん減って行きます。「何のために何のために那覇に行くのか」、それはセミナー開催のためです。「であるなら必要なものはなに」、そう考えると持っていくのに不必要なものばかりです。その時、必要だと感じたら現地で買えば良いと思いませんか。その方が身軽でずっと楽しいですよね。
結局のところ「ひょっとしたら」は役に立ちません。そればかりか、荷物の重さが苦痛になります。移動に疲れるだけです。最低限必要なものを残せばイイんです。ずっと道程を楽しめます。
起業準備も同じことです。「やりたいこと」が見つからないのではなくて、あれも、これも大切だから、「やりたいこと」が見えなくなっているだけなんです。
起業するにも身軽な方が良い
起業を考え始めた時、自分に何ができるのかなぁ?何を手始めにやれば良いかなぁ?と思った方もいらっしゃると思います。その気持ちが心のどこかにあると、資格を取ってみようかなと思ったりもします。
会社員で居るうちにこの資格を取っておけば役に立つかもしれない。そして勉強を始め、セミナーや講座に参加したりする。そうすると、あの時講師が言っていた〇〇も気になる、念のために勉強しておこうと思います。インターネットを検索しては、やっぱりこれも必要?と勉強する。
でも、気が付くと前に進んでいる実感がない。選択し過ぎて中途半端な気持ちだけが残ってしまいます。あれも、これもと考え始めて、選択肢が増える。不安の連鎖が始まってしまいます。でも、それって、保険を掛け過ぎですね。
不安になると選択肢は増え始める
旅行準備と起業準備は似ています。不安になると選択肢が増え始めます。荷物が増えてどうしよと思います。でも、どうしていいかわからない。これではせっかくの「やる気」が残念です。
一概に保険が悪い訳ではありません。将来が不安だから保険に入るもの、人としては当たり前のことです。それがいけないのではなくて、何が不安だからその保険に入るのか?ということを考えてみましょう。
選択肢が増えても成果が見えないことは辛いだけです。
必要のないものは思い切って捨ててみる
選択肢が増え過ぎた時には「必要なことは何か」と言うことを念頭に置き、不必要なものは思い切って捨ててしまいましょう。
大概の場合、ほとんどの方の選択肢は1つか、2つくらいしか残らないと思います。それが「やりたいこと」につながります。ひょっとすると全て捨てることになるかもしれません。でも、思い切って引き返すことも選択肢ということがわかります。最後に、こうではなかったと思うよりもずっと良いかと思います。
起業も旅行も必要でない選択肢は捨てることです。不必要なものを背負いこむと「気持ちが重く」なります。必要なものだけなら「身体も気持ちも身軽」になります。この選択肢が「やりたいことにつながる」と思えれば行動することを楽しませてくれます。
不安はあるでしょうが「思い切って捨てる」と言う選択をしてみてください。必要な選択肢を残し、集中して取り組めば、やりたいことは見えてくるものです。
それでは「楽しむ」を大切に