【起業は恐れず絞るが重要】専門分野を定める方法を解説
起業準備中も、起業後も「どんな商品をつくったら良いのだろうか?」と、悩んだりするものですね。そして、セミナーや講座を受ければ、「自分の専門分野を知ることが先だよ」、とアドバイスをもらったりするものです。
それでは、専門分野はどうすれば決まるのでしょうか?
こんな質問をすると、「そこに悩んでいるんだよ」って、声が聞こえるかもしれません。そうなってしまうのは、お仕事の幅が広すぎるからです。だから、専門分野になりません。
解決するには、小さくすることです。あなたの好きや得意なスキルを「絞る」ことで明確になりますね。
今日は、起業に「絞る」とは、どのように良いのか? 専門分野を定める方法をお伝えしたいと思います。
目次
起業に重要な「絞る」ってなに?
起業すれば、ご自分の専門分野はとても重要です。どんなお仕事をするにしても、ここが定まらないと始まりません。
そのために「絞る」ということが必要になります。
仮に、あなたがダイエットトレーナーを目指すなら、身体トーレーニング? 食事の方法? 他にも色々とありますね。最初は、「どこに一番、力を発揮できると思うのか」、ここを定めることです。
そして、「だれの役に立ちたいと思うのか」と絞ることがわかりやすいかと思います。
さらに言えば、専門分野として“脚痩せ専門のダイエット”があったらどうでしょうか?
女性のための美脚ダイエットですね。春にはちょっと短めのスカートをはいて街を歩きたい、夏には友達と海にも行きたい、なんて思うのではないでしょうか。
きっと、私もそうなりたいと思う人が訪れます。つまりは、「選ばれる」ということです。「絞る」とは、「あまた大勢の中で差別化できる」ということになります。
あなたの名刺にも、キャッチフレーズにも、脚痩せ専門とか、美脚ダイエット教室とか、ほっそり美脚とか、魅られ脚づくりなど、専門分野を示す言葉が並んできます。
あなたのポジションが定まるということです。絞るとは働き方を創るうえでは欠かせません。起業には重要な考え方となります。
「絞る」は比較の視点で考える
起業すると自分目線だけで考えてしまうものです。自分事になると客観的に観ることが出来なくなってしまいます。
そんな時は、こんなふうに考えてみるとわかりやすいかもしれません。
例えば、中華料理店は大企業です。ラーメンも、ギョーザも、八宝菜も、フカヒレスープも、なんでも提供できます。様々な食材を使い、料理人を雇い、きれいな器をそろえ、タイミング良く料理を提供。質の高そうな料理とサービスを提供します。
来店いただいた全てのお客様を満足していただくためには必要なことだと思えてきます。
でもね、ここが、起業の落とし穴です。実際のところ、それをやったらどうなるでしょうか?
仕入れが増える、労力をつかう、作る時間がかかる、お客様を待たせる、マイナスの側面が目につきます。結果、人を雇って解消できるとしても、人件費が増えるだけとなります。失敗する確率は高まるばかりです。
では、ギョーザ専門店ならどうでしょうか。仕入れは少ない、労力はほどほど、時間はかからない、お客様は待たせません。美味しいギョーザが提供できれば、「お店の価値が高まる」ということになります。
この一点にあなたの力を注げばいいのです。これが絞るという視点となります。
起業に失敗しないための鉄則
起業に失敗しないためには「誰の役に立ちたいのか」を定めることが重要です。あなたが選ばれるためのポジションはどこなのか、と言うことになります。
あまた多くのライバルの中で叫んでも、あなたの声は誰にも届きません。届くようになるまで「小さく絞る」と言うことですね。どのようなお仕事で起業するにしても、ビジネスの鉄則となります。
『誰でも満足させたいは、誰も満足させられない』と言うことです。
もし、あなたが起業準備中であれば『絞る』にこだわりを持ってくださいね。
「絞る」が出来ない人の特徴
起業準備中に「絞る」が出来ないと手が止まってしまう人は多いものです。実際、ゼロスタートの人たちをサポートしてきて分かったのですが、そのような人には、共通点があります。
・これなら儲かるかもしれない
・これなら仕事になるかもしれない
売れそうなアイデアやネタばかりで発想しているものです。
大事なことは「市場があるのか?」、ここをキチント考えることが大切です。
・誰がそのアイデアを望んでいるのか
・多く人がそれを欲しがっているのか
得意だから、好きだから、資格があるからではありません。あなたのできることを需要のある市場に活かすことを考えることが重要です。
一見すると、「面倒くさそうだし、時間もかかりそうだし、遠回りじゃないの」と感じてしまいます。でもね、結果的に近道になるものです。是非、大切にしてくださいね。
専門分野を見つける方法
起業に重要な絞るとは専門分野を明確にすることにあります。需要がある市場の中で選ばれるために、小さく絞ることが専門分野を決めると言うことですね。
必要なことは2つの視点で絞ることになります。それが、「何を提供するのか」「誰に提供するのか」です。
例えば、「何を提供するのか」をダイエットを教えるとします。これは需要がある市場です。痩せたいと願う人はたくさんいらっしゃいますよね。
そのために、市場の中で選ばれるように絞るです。
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▶ダイエットを教える
▶▶食事ダイエットを教える
▶▶▶お米ダイエットを教える
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次に、それを「誰に提供するのか」を絞る考え方となります。
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▶ダイエットしたい人
▶▶ダイエットしたい女性
▶▶▶ダイエットしたい婚活女性
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ビジネスとは相手の「悩み」と「理想」で出来ています。ダイエットしたいの裏返しは、太っている悩みですね。太っていることに悩む人→太っていることに悩む女性→太っていることに悩む婚活女性と言うことですね。
だからね、相手の悩みを解決する、あなたの提供するダイエットが選ばれるために「絞る」と言う考え方になります。これを言葉として表現したものが起業アイデアであり、専門分野と言うことです。
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・お米ダイエットを教える
・痩せたいと願う婚活女性
・辛いトレーニングせずに痩せたい婚活女性
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これらは、「婚活女性のためのお米ダイエット」となります。毎日食べるお米でダイエットできる方法を教えると言うことですね。これなら、楽に、簡単にできそうな気がします。
『毎日3食しっかり食べても楽々痩せる婚活女性のお米ダイエット』となって専門分野になります。これなら売れそうな気がしませんか。
ビジネスになりそうだからとアイデアを探す人は、専門分野をコロコロ変える人です。そのような人が、起業後に口を揃えて言うことは「なにか、やりたいことと違う気がする」となります。
一生懸命考えた専門分野のはずなのに、前に進むことが出来ずに自信をなくし、気が付けば振り出しに戻ってしまいます。
もし、あなたも “そんな気がする?” と感じたのであれば、そこには理由があります。それは、専門分野が絞れるほど「決断を促す材料」が頭の中に存在していないからです。
絞り切るには、「どうして、それをやりたいのか?」、その理由を明確にする必要があります。どんな資格を持っていようと、どんなに頭の良い人であろうと、最初から具体的になる人なんて、そうそういるもんではありません。
たくさん書き出し、絞る段階で「これがやりたい自分の専門分野ではないか」と気が付きます。ちょっと、やってみて、なんて考えている人には難しいように思います。
・だれの役に立ちたいのか?
・どうしてそのお仕事をしたいのか?
これら3つの答えがそろった時に専門分野が定まります。
まとめ
起業する上で「絞る」は重要です。専門分野を整えビジネスのやり方を学べば、スピードはグンと上がってきます。
効率的でとっても楽チンです。専門分野をつくるとは「あり方」となります。ビジネスにすることが「やり方」です。ここを勘違いしてはいけません。
起業は「あり方を整えて、やり方を学ぶ」、ここを大切にしていきましょうね。
それでは、「楽しむ」を大切に
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