50代の起業は「人のつながり」を大切にすること
やりがいスイッチナビゲーターの相曽 尚人です。
IT営業というとコンピューター知識・業務知識・Web知識・仕組構築手法など、ちょっとテクニカルな営業を思い浮かべる方が多いかと思います。しかしながら、大切なものは、IT知識、業務知識とか提案力ではありません。それは何だと思いますか?
それは2つのことです。
◆人とのつながり
◆信頼
企業がアナタの提案を買うのではありません。企業で働く人が、あなたの商品を購入決済していることですね。全てがそうだとは言いません。しかしながら、広がりをつくるには「人とのつながり」です。そして関係性を深めるものがあなたへの信頼です。
人のつながりはビジネスを生み出す
僕はサラリーマン時代、A社の基幹システムリプレースを提案し成功。大きなビジネスを頂戴しました。そしてお客様とも親しい関係が築けました。その1年後、事務所に僕を名指しで電話をしてきた会社があった。聞いたこともない会社様です。早速、訪問し提案。2ケ月後に契約を交わした。決して安い買い物ではありません。
どうして僕にと言う質問に、女性キーマンの答えは、基幹システム刷新を旦那さんに相談。旦那さんは会社の情報システム部門に相談した。そこで名前が出てきたということ。その旦那さんの会社とはA社でした。同じことが4回連続しビジネスは右肩上がり。僕は部長になった。
「人のつながり」を大切に信頼を築くとそこに輪が出来る、つながった方も同じ輪を持っている。その交わったところに見込み客が存在します。その輪は無限につながります。起業しても同じですね。リアルで、ネットでつながり、共感の輪を築く。共感は信頼となって次の輪につながる。そこにビジネスが存在します。
サラリーマンは他人の看板、起業家は自分の看板
こんな当たり前のことですが、一度、「人とのつながり」は、その先にも輪が出来ることを意識してみて下さい。サラリーマンは会社の看板の上に、あなたが乗っていることを忘れている方が案外多いものです。良い意味でも悪い意味でも類は友を呼ぶって言葉があります。自分の周りには、自分の興味や目的など同じ目線の友達が集まっていますね。
起業の場合は、特に重要です。大きな看板を背負っているわけではありません。名刺で信頼されるなんてことはありません。自分自身が看板です。知ってもらうためには、あなたの提供価値が信頼を生んだかどうかです。あのことだったら、〇〇さんと思い出してもらえることが大事です。「自分価値」で共感の輪を創ることで同じ目線の輪が出来ます。そんな輪がビジネスを運んできます。広げていきます。
あなたの仕事に共感した10人がいたとします。同じように10人の方にも仲間がいます。そうするとどうでしょうか?あなたの仕事が広まる範囲は100人となります。あなたのことを宣伝してくれる範囲です。確率1/10でも、さらに10人が増えます。人のつながりはビジネスの広がりです。
漠然と起業を考えた時に最初にすべきことは、「自分価値」を創ることです。その上で、人のつながりを大切にすることで起業を軌道に乗せて行きます。
僕は会社人生を静岡でスタートし、名古屋、大阪、東京、そして静岡で会社人生を終えました。多くの学びをもらい、多くの方にお世話になった場所です。人のつながりの大切を学んだ場所です。自分価値を大切に、人とつながることで、起業人生を加速させていきたいと思っています。生涯現役でいるため、自分が主役の人生をスタートしました。
「自分価値でビジネスモデルを創る起業準備の専門家」としてお役に立てばと思っています。
「楽しむ」を大切に