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【自分スタイル起業】流行り廃れのない働き方の本質とは?

最近、「稼げる系の広告」が目につきませんか? スマホを見ていると、Yahooでも、楽天でも、フェイスブックでも、たくさん見かけますね。

こんなご時世ですから、「会社に頼らないで稼ぎたい」と起業副業を考え始める人は少なくありません。

既存の働き方が崩れていく様を見て、多くの人が「将来の不安」を感じているのではないでしょうか。意識せずとも、稼げる系の広告が目に留まるものです。そして、そのスキルを身につけようと思ってしまいます。

でもね、ここが落とし穴です。

今日は、稼げる系広告を紐解きながら、起業を考え始めた人に知っておいて欲しい「働き方の本質的なもの」についてお話ししたいと思います。

方法論は「本質」を見えなくする

起業を考え始めれば、「失敗したくない」と思うのは当たりですよね。すると、どうしても稼ぐためのスキルや方法に目が向いてしまいます。

しかしながら、その気持ちが「働き方に必要な本質的なもの」を見えなくしているのです。

最近は、”LINEで稼ぐ” “ZOOMで稼ぐ” みたいな広告を見かけることが多くなりました。それを手段とし、「スキルの有効性」や「方法論」を全面に打ち出しています。

確かに、そのスキルを学ぶことは良いことだと思います。でもね、「起業を考え始めた人」にとって、稼ぐ根拠にはなりません。

例えば、こんな質問をご自身にしてみて下さい。

それは、今すぐ必要ですか?

多分、あなたの答えは「そうではないなぁ」ではないでしょうか。

つまりは、「必要になるかもしれない知識」が増えたに過ぎないということです。「・・・かもしれない」では、人は行動を起こすまでには至りません。学んでも忘却の彼方です。

稼ぐ根拠にはならないということですね。

それらを学んで有効になる人は「起業した人」「ご自分で仕事を始めた人」となります。言葉を変えれば、商品サービスがある人です。

ここを間違えないようにしましょう。

方法やスキルは稼ぐ本質ではない訳

このご時世ですから、稼げる系広告の代表格は「おうちで稼ぐ方法みたいなヤツ」です。起業も在宅ワークがキーワードとなっています。

・LINE集客で稼ぐ
・地方に居ながらZOOMで稼ぐ
・自宅ダイエットで稼ぐ方法
・在宅SEで稼ぐ仕事の始め方

他にも、様々な広告が出ています。ビジネストレンドを知るということでは良いかもしれません。

しかなしながら、「流行り廃れのような考え方」はいただけません。

その訳を「在宅SEで稼ぐ仕事の始め方」を例にとって考えてみたいと思います。

ビジネスのあり方が変化している今、SE(システムエンジニア)としての独立起業は需要のある働き方です。加えて、パソコン一つあれば、自宅に居ながらスキルを活かすことができます。

でもね、危険度は大です。IT企業に30年勤めた私が言えることは、”SEはこの数年で厳しい時代を迎える可能性が高い” ということです。

専門知識はいらない

理由の1番目は、プログラム作成の便利ツールが普及していることです。2014年くらいから広がりをみせました。あれから6年、劇的に進化したツールを使えば、プロでなくても稼げる時代になりつつある、という訳です。ちなみに、その代表的なツールを会社員時代にセールスしていました(笑)

スキルは代替えが効く

理由の2番目は、AI (人工知能)の劇的進化です。プログラミングもAI化の時代に突入しています。どんなに優秀なSEもミスはするものです。しかし、AIはミスを極力、無くしていくことができます。つまり、「SEの需要を減らしていく」ということですね。

2014年に「10年間で47%の人が仕事を失う」という論文が世間を騒がしました。マイケル・A・オズボーン「雇用の未来」です。AIに取って代わられる職業が詳細にわたり記載されています。

私も読んだ時はビックリ仰天。ですが、時代はそのように動いています。スキルはAIに代替えされていくのです。実はこの中に出てくるAIツールの利用もセールスしていたんです(爆)

ご参考記事

市場の飽和

理由の3番目は、市場の飽和です。SEの需要が活性化するということは、益々、SE起業の人数が増えることになりますね。すると、仕事の単価は安くなります。淘汰されていくということです。

・便利ツール
・AIの劇的な発達
・市場の飽和性

この3つの視点を考えれば、SEは先細りしていく市場ではないでしょうか。

スキルや方法を第一に考え始めると周りが見えなくなるものです。

起業に大切な働き方の本質とは

稼げる系の広告を見ていて感じることは、今は流行っているけど数年後も稼げるの?です。

今は需要があるシステムエンジニア、コロナで有効なおうちダイエット、LINEやZOOMは方法論です。働き方の本質とは”カタチ”ではありません。

どんな時代になろうとも、流行り廃れのないものとは「不便」 「不満」 「不安」、この「3つの不」の先にあるものです。

「誰」の「どのような不」を無くしてあげられるのか、と言うことが大切になります。それをカタチにしたものが「商品サービス」ということですね。

「3つの不を解決してあげることで、相手はどうなれるのか」、これが働き方の本質です。相手から見た「あなたの価値」、これが「稼ぐ力の源泉」です。

方法論やスキルは、「あなたの価値」を届けるための道具にしか過ぎません。

起業を考え始めた時は、ここを間違えないようにして行きましょう。

まとめ

今のご時世、将来の不安に起業を考え始める方は多いものです。しかしながら、方法論に走ってはいけません。それは、働き方の本質が見えなくるからです。

働き方の本質とは、相手の「不便・不満・不安」を解決する「あなたの価値」です。これは、どんな時代が来ようとも変わることはありません。

だれに、どんな価値を提供できるのですか? この質問に答えられるようになることが、最初の一歩です。「稼ぐ力の源泉」は、ここにあることを忘れないで下さいね。

その先には、きっと、お客様に喜ばれ、生涯楽しむことができる働き方が待っています。

それでは、「楽しむ」を大切に

今日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。