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3. 起業して生涯現役を楽しむための「目標設定」とは

今年こそは起業準備を始めようと新年の目標を設定した人は少なくないかと思います。「１年の計は元旦にあり」ですからね。でも、忙しい毎日です。たぶん、８割の人は、振り返ることもなく、そのまんまになっているように思います。

あなたはいかがでしょうか？　”ドキッ”としたら要注意ですよ(笑)

起業には目標設定がとても大切です。言ってみれば行動するため指針となります。振り返り、そしてチェックしなければ意味がありません。新しいノートを買って最初の１ページに今年の目標を書いてみた。年末になり、思い出したように見てみると２ページ以降は真っ白。来年こそはと、また、新しいノートを買う。

これではゴールにはたどり着けませんね。では、どうして、そうなってしまうのでしょうか？

それは、２つの目標が設定されてないからです。そもそも、やり方に問題がありますね。

今日は起業準備を行動に移すための目標設定のやり方についてお伝えしたいと思います。

起業準備に必要な「目標設定」ってなに？

起業に向かって目標を設定するにはコツがあります。それは、「仕事」と「個人」の２つを分けて、それぞれ設定することです。あなたの目標設定は、どちらか一方ではありませんか？

この２つのことをごっちゃにして考えてはいけません。

会社勤めをしていると、年度初めには、年間の事業計画にもとづいて自分の目標をつくりますね。会社では終わらず、自宅に持ち帰り、休み返上でつくる。イヤイヤ気分が満載。どうしても、無意識のうちに、こんな気持ちが出てきてしまいます。

起業を考え始めたら、最初に、個人の目標設定をします。ご自分の将来を描きながら、こうありたいと「夢中になる」とか「楽しむ」ことのために設定します。あなたの「ありたい未来」設定です。これならば、ワクワク感でいっぱいですね。

それが出来たら、仕事の目標です。「ありたい未来」の実現のために何をする必要があるか、どんな手段が必要なのか、機械的に感情抜きで作ることですね。

「２つの目標設定」をすることで、働き方と生き方を意識しながら進んで行くことができます。どちらか一方だったあなたは、ちょうど良い機会です。年始に立てた目標と合わせて再設定してみましょう。

「仕事の目標設定」のやり方

仕事の目標設定のキーワードは３つです。起業準備を進めるうえで大切なことになります。

もう一つ加えるとすれば「達成可能であると思える」こと。「達成できる」ではありませんよ。他人が見ても期限内に達成可能と思え、具体的に数字で判断できると言うことになります。逆に言えば、抽象的で期限がないものは目標にならないということです。

私も営業を経て管理職になった時、メンバーに求めたことは次のことです。

その当時、思ったことは目標設定にはパターンがあることです。メンバーのビジネスレビューを聞くと「頑張って売上達成します」って話しが出てきました。「頑張って・・・」では「サッパリ」わかりません。勢いでは、行動できないと言うことですね。

抽象的では、ダメダメ目標設定になってしまいます。ある意味、パターンに沿って目標設定すれば「やらされてる感」満載でも簡単にできてしまうことです。上司から見たら「達成できる可能性があるな」とわかれば、それでいいのです。期限、数字、やるべきことがわかり、達成出来そうな目標でしたら、文句は言いません。

仕事の目標設定はパターンにハメ込み、事務的にやることで、感情は入れないことですね。

個人の目標設定はまるで正反対

個人の目標設定は「夢中」とか「ワクワク」を目標にすれば良いのですから、ある意味、あなたの価値観に沿った生き方の目標かと思います。大切なことは「楽しい」と思えることですね。だから、目標を忘れることもありませんし、ネガティブ思考にもなりません。

仕事の目標設定と違い、義務感はありません。あなたにとって「楽しいと思うこと」を個人の目標にしましょう。

先日閉会した平昌オリンピックで話題をさらった「そだねー」「モグモグタイム」のカーリング女子。みんな「笑顔」に溢れていますよね。カーリングが楽しい、練習はつらくたってメダルを取りたいという目標に向けて全力投球できます。きっと、体力に限界を感じても楽しむカーリングとして生涯現役で居られると思います。

個人の目標とは、人生の目標と同じ意味かと思います。人生80余年、その間に、何をしたいのか、なにをやってみたいのか、それが、目標です。それなら、いっそのこと「楽しむこと」「夢中になれること」してみたいと思いませんか？

私も、そんな生き方を探して早期退職しました。確かにトリガーは「思いも寄らぬ出来事」まさかの降格左遷でした。しかしながら、生き方と働き方を考えさせてくれた良いチャンスだったと思っています。決して、強がっていませんよ(笑)

あなたも、そんな目標設定を一度考えてみてはいかがでしょうか。個人の目標設定は、誰でも、どこでも、紙一枚と鉛筆１本でできます。５つのことを考えて思いつくまま１００個、書いてみてください。

１００個程度、書き出してみましょう。もうこれ以上、出てこないなと感じるまで書いてください。やってみればわかりますが、そう簡単にはできませんよ。最初は良くても３０、頑張って５０くらいです。例えば2週間と決めて、時間の中でやることをお勧めします。

守るべきルールがが一つあります。火星に移住する、透明人間になるとか想像の世界に存在するようなことはいけません。あくまで誰かが実現していたり、それがイメージできることです。孫正義やホリエモンみたいに、だって構いません。イチローでも良いかと思います。楽しいと思えることに義務感はありません。想像が膨らみ、ますます、楽しくなります。

書き出せたら、その中で一番かなえたい夢、目標を決めてください。そして達成できた時の自分を想像してください。きっと、しあわせな気持ちになれるはずです。それが個人の目標設定です。

そんな目標設定ができると、何をしなければいけないか、自然と行動するヒントがでてきます。頭にフッと出てきたとき、それを書き留めておきましょう。書き殴りメモ、スマホ書き、支離滅裂、なんでも結構です。浮かんだアイデアをメモすることは、とっても大切です。

人間は３０分経つと忘れてしまうと言われています。その瞬間に書いておかないと、アイデアは逃げてしまうものです。ちなみに私は、落書き手帳とスマホメモを併用しています。そして、あとで整理できるようにノートを1冊用意して下さい。定期的に決めて整理しましょう。

パートナーがいると言う方は話してみることも良いですね。お一人であれば、仲間に話してみるのも良いかと思います。夢中なれること、やってみたいことなど「ありたい未来」のアウトプットは気持ちが豊かになります。

起業は２つの目標設定をする理由

会社員であれば、上司、お客様、などの人間関係に悩むこともあるでしょうね。自分の能力にネガティブになることもあるかと思います。そんな気持ちがピークを迎えると、転職、独立・起業を意識し始めます。そして安直に「出来ること」で何かしようなんて思いがちです。

でもね、考えてもみて下さい。

今と何か変わるのでしょうかね。また深みにハマってしまうように思います。

個人の目標が設定されていると「働く意味」に悩むことがありません。自分の価値観に沿った働き方が大切なことだと意識することができます。働き方を生き方につなげることができるものです。そして、仕事の目標を設定したことで、感情に流されずに数字と行動を表現できるようになります。

つまり、「ありたい自分」向かって行こうとする意欲が生まれてくるのですね。

それは、自分らしく自分スタイルで働くための目標があるからです。そこには行動を起こすヒントも書いてあります。「夢中になれる働き方を生涯楽しむ」ために行動を起こすことができるようになるということです。

それでは、「楽しむ」を大切に