サイト名

「強みで起業」多くの人が勘違いしている強みの見分け方

「強みを活かして起業する」、ネットでも、書籍でもこんなフレーズを目にするものですね。どんなお仕事でも、自分の強みを知ることは、一人ビジネスをする上で大切なものとなります。

ちなみに、あなたは人前得意なタイプですか?

私はと言うと、セールス畑30年のくせに、割と苦手なんです。なので、人前で話すことは強みじゃ、ありません。

会社員時代は、〇〇会のご挨拶スピーチとか、〇〇イベントの司会とか、日程が近くづくにつれ、気分はドンヨリとなったものです。

そんな私が50代で一人起業したわけですが、自分のコミュニティサロンやセミナー、講座となると、人前でも緊張もしないし、話していても疲れません。

考えなくてもアイデアは出てくるし、自然とアドリブでも言葉が出て来ます。不思議ですよね。同じように人前すなのに、どうも別の人格になるんです(笑)

今日は、【「強みで起業」多くの人が勘違いしている強みの見分け方】というお話です。

多くの人が間違っている強みの見分け方

起業する上で「自分の強み」を知ることは欠かせません。それは、強みの上にビジネスの仕組が乗っかるからですね。「何事も強みの上に築け」の言葉通りとなります。(P.ドラッカー)

さて、多くの人は強みを探そうとすると、なにか得意なこと、秀でたスキル、資格などに目が向くように思います。

何かコレみたいなものを選ばなくちゃ。一択のように考えてしまいます。すると、「自分には人に自慢できる程の強みはない」のような気持になりがちです。

そんな時は、人と比べてはいけません。「好きで得意なこと」「出来ること」、自分がそう思えれば、それで結構です。誰もが強みを持っています。見分けられないだけなんです。

例えば、私は、「IT企業の営業畑で30年だから営業は強みですね」なんてことを、良く言われます。しかし、営業は強みではありません。

もし、「エッ、そうじゃないの?」と思ったとしたら、なかなか強みは見つかりません。そう思っている人ほど「強み」を勘違いしているものです。

強みの見分け方

強みってね、経験を掘り下げないと見つからないものです。私の場合、営業30年の経験で得られたこと、学んだことが強みとなります。

・提案書を書くのが早いとか    
・プレゼンができるとか

・プロジェクト管理とか

つまり、強みは、営業経験で得られたものです。その一つひとつが強みの素材となります。

自分には強みが無いという人は、見分け方を勘違いしているだけなんです。何かコレ!みたいなものを探していては見つからないものです。

強みは当たり前の中にあることを意識しよう

起業の土台となる強みは探そうとしても、なかなか見つかりません。「相手に、どのように見えるのか?」、この視点が大切です。

自分が得意と叫んでも、相手はそう思っていない場合が少なくありません。強みって、「エッ、これでいいの?」みたいに、あまり手応えを感じていないことなんですね。

「こんなにもやったぞ」というのは、「達成感と強みを勘違いしている」と思います。強みを見つけたいと思ったら、「あまり力まずとも相手が喜ぶこと」を考えてみましょう。

例えば、会社員の時、「なぜ、プレゼンがわかりやすいの?」と後輩に言われたことがあります。でね、「話す順番」を教えて上げたら喜ばれました。

しかし、IT営業という仕事柄、資料を作って、プレゼンすることは当たり前のことなんです。自分では「強み」なんて思ってもいません。

強みってね、意識しなくても相手から喜ばれるか? それとも、得意だからと自分に気合いが入っているだけなのか? そんなところの違いなんですね。

どんなことでもいいんです。あなたの中にある「喜ばれる」「褒められる」「イキイキする」、そんな経験が強み素材となります。強みはあなたの当たり前の中にあるわけですね。

強みの素材を売れる強みに換えるポイント

起業に必要な強みは誰でも持っています。気付いていないだけです。人それぞれ、経験してきたことは違いますよね。10人いれば10通りの強みがあるということです。

「私には無理かなぁ」なんて心配は無用です。自分がそう思えれば、それで結構。あなたの経験を掘り下げて「強みとなる素材」を集めてみましょう。

そして、強みの素材に「優先順位」をつけてください。「人の役に立てるとしたら、どの順番になるのか?」と見分けることがコツです。

受講生さんの例を出すと、14年間の海外赴任で英語が得意。家族帯同での生活はもとより、ビジネスでは成果を上げて昇格できた。1番は「英語」でした。

この優先順位1位の素材を売れる強みに換えていくわけです。では、英語を売れる強みに換えるには何をすれば良いと思いますか?

それは「誰」を決めることです。「どのような人なのか」を具体的にすることになります。つまり、「自分より技量の劣っている人」です。

初めて海外赴任する会社員から見たら憧れですね。「教えてほしい」と思われる人になります。大事なことは優先順位を付けたら、「誰の役に立てるのか」を決めることになります。

「強み」とは「誰」によって決まるものです。

起業に必要な強みアイデアの作り方

自分の強みを起業アイデアに変える時、大事なことは「組み合せ」です。きちんと自分と向き合い、「強みの素材を洗い出すこと」に集中しましょう。

そして、お客様になって欲しい人の目線になって、「自分の何が喜ばれるのか?」を考えてみることが大切です。

もちろん、それは、得意なのでやるとか、取った資格をまんま使うとか、一択みたいなものではありません。

コーチングの資格を取って、〇〇コーチみたいな肩書にして、仕事を考えるから、猫も杓子も同じになって、起業が上手く行かないわけです。

自分の強み素材×お客様の目線=強みです。そこが活躍できる領域であり、それが強みアイデアです。

例えば、前述の英語が強みなら、「英語×成果を上げる=ビジネス英語」です。14年間の海外赴任の経験で学んだ「初めての海外赴任でも成果が上がるビジネス英語」となります。

これが強みアイデアの原型です。すごくシンプルでしょ^^

これを働き方の軸として、それを必要としている人に伝えるためにブラッシュアップして行けば、良いわけです。

まとめ

強みはコレ一択みたいに探していても見つかりません。大切なことは、自分と向き合い、経験を掘り下げることです。「強みの素材を洗い出すこと」に集中しましょう。

コツは、人と比べないことです。「好きで得意なこと」「出来ること」、自分がそう思えれば、それで結構です。

そして、お客様になって欲しい人の目線になって、「自分の何が喜ばれるのか?」を軸に優先順位を考えてみましょう。

「喜ばれる」「イキイキする」「褒められる」、そんな経験が強み素材となります。1番の強み素材×お客様の目線=本当の強みです。売れる強みは、あなたの当たり前の中にあるんです。

それが強み起業であり、活躍できる領域となります。そこに一歩踏み出せた時、水を得た魚のようにスイスイと泳ぎ始めるものです。

それでは「楽しむ」を大切に^^

コーチ、コンサル、セラピスト、トレーナーなど、”教える系ビジネス”を、最短距離で軌道に乗せる秘訣を、期間限定で公開しています。