サイト名

50代の起業は「仕事にやりがい」ではない訳

やりがいスイッチナビゲーターの相曽尚人です。

50代に入ると独立起業を考え始める人は多いものです。実際の調査結果でも、起業に関心のある50代は27.2%と年齢別のトップとなっています。(起業と起業意識に関する調査:日本政策金融公庫総合研究所)

そんな50代は「仕事にやりがいを感じなくてね」なんて言葉を口にするものです。私自身、サラリーマン時代には仕事終わりの飲み会で、上司や先輩からそんな話を良く聞きました。

でもですね、何か違和感を感じませんか?

今日は、私が50代半ばで起業して「最も大切に感じていること」というお話です。

50代の起業は順序を間違ってはいけない

50代の起業は「仕事にやりがい求める」ではありません。「やりがいで仕事する」です。順序を間違えてはいけません。会社では”やりがい”が持てなくても、誰かがサポートしてくれます。だから仕事をこなせますし、給料は入ってきます。

しかしながら、起業は”やりがい”が持てないと手が止まったままです。誰も助けてはくれません。全ては自己席起人となります。起業は仕事が先ではなく、やりがいで仕事ということです。自分の価値観が先となります。

思い出してほしいのですが、社会人となった時、なぜ、その会社を選んだのでしょうか?

だふん、多くの場合、上場企業だから、トレンド業界だから、親や先輩の勧めもあったから、給与体系が良かったから、大筋そのように思います。配属された仕事に慣れ親しむうちに”やりがい”を感じてきた、ということです。

起業は、仕事ありきではありません。自分の価値観に沿った仕事づくりです。例えば、IT企業で長年SEをしていたからプログラム開発で起業する人は多いものです。でもね、本当に、それがやりたいことでしょうか。その答えがないままでは、サラリーマン時代と何も変わりません。

50代には楽しかったこと、辛かったこと、多くの経験があります。そこで得たこと、学んだことがあるはずです。自分を知って、自分の価値観を大切に起業のあり方を大切にして行きましょう。

起業は「やりがいで仕事」である理由

50代に入ると漠然と起業を考える人が増えてきます。家族のために働く気持から、自分のために働く意識へと変化してくるものです。本を読んだり、ネット記事をみたり、働き方を生き方へ重ねる時間が増えてきます。

独立起業の記事を見ては「あの人のようになってみたい」「自分のやりがいって何だろう」と思ったりもしますね。とは言え、自分のやりたいことがハッキリしないままです。すると、「これなら出来るかもしれない」「食べて行けるかもしれない」と起業のネタ探しを始めてしまうものです。

50代の起業で意識して欲しいことは「出来ること」だけではありません。前述の「自分の価値観」に沿っているから続けて行くことが出来ます。ビジネスの尺度は「継続」できていることなんです。

だからこそ、起業とは「やりがいで仕事する」と言うことです。

50代の起業は「やりがいスイッチ」を入れること

50代の起業は「自分の価値観に沿った働き方」で、お客様に喜ばれ対価をすることです。そこに”やりがい”を感じないなんて言葉は出て来ませんよね。ずっと、続けて行けるライフワークとなります。

起業して、たまたま1000万稼いで、そのあと続けられずに、また、起業ネタを見直す。そして時間とお金を費やす。いつも気持ちに余裕のない働き方と充実した時間の中で収入を増やす働き方と、どちらが幸せだと思いますか?

私の周りは「自分の価値観に沿った働き方」を仕事にしている起業家が少なくありません。みんなイキイキと働いています。最初から収入が安定することはないかもしれません。しかし、やり続けることで確実に増えていきます。すでにサラリーマン時代の収入を超えている方が多いものです。

50代は好きを自分価値に変えて起業すること、夢中になれる時間を過ごすことが大切です。それが「やりがいで仕事」ということです。起業に一番大切なものは、自分価値です。

それでは「楽しむ」を大切に