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40代で起業準備を始める前に知っておく2つのポイント

40半ばで起業を考え始めたが「この歳で大丈夫かな」と気になったことはありませんか?親方日の丸、「安心」第一で入った会社でも、40代に入ると自分の居場所はここではない気がする。

このまま仕事を続けていても先が見えて来ない。なにか漠然とした将来の不安が現れるものですね。

すると、「経験を活かした自分の仕事がしたい」「好きなこと・得意なことを仕事にしたい」、起業という選択肢が頭に浮かぶのではないでしょうか。

しかしながら、起業の生存率は5年で40%とも言われています。つまり60人が離脱してしまうのですね。そして、起業される人の3割が40代であることも事実です。

今日は40代で起業準備を始める前に知っておきたい2つのポイントをお伝えしたいと思います。

「明日も会社かぁ⤵ 」なんて思う人は読み進めてくださいね。

40代でやってくる会社組織の現実

今の働き方に気持ちの変化を感じ始めるのが40を超えた頃ではないでしょうか。転職や起業、働く意味を考え始めるものですね。

と言うのも、その頃になると

・だれに、残って欲しいのか?
・だれに、去ってもらいたいのか?   

会社の中では振り分けが始まるからです。薄々気づきながらも直視できない現実があります。耳の痛い話ですが、「だれに」を決める理不尽な計画を進めているのが組織というものです。

働く意味を考える始める40代

40代は知力・体力・気力と三拍子が揃いバランスが整っている年代でもあります。今まで一所懸命に頑張って、それなりの実績もつくってきた。これからも評価を上げて頑張ろう。会社員を卒業するなんてことは、おくびにも思っていませんね。

ところが、40代も半ばを過ぎると事情が変わります。直視してこなかった振り分け制度が最終局面をむかえます。良し悪しは別にして、ここで「残る人」に入っていなければ会社人生は見えてきた、となります。

将来の不安が大きくなるものです。すると、自分の居場所はどこにあるのだろうか? 第三の場所を探し始めるのではないでしょうか。
※第一の場所は家庭、第二の場所は会社、第三の場所は自分の居場所と言われています。

そして、40代も後半になれば、気にもしていなかった早期退職制度とか、定年後の人生が頭をよぎります。40になった時点で、すでに人生の後半戦が始まっていたのですね。

起業を考え始めた40代が知っておく重要な視点

あなたは「これからの働き方づくり」を考えていますか。ちなみに、会社員でいるうちにやることは? と、ネットを検索すると

・独立起業の資金をためよう
・副業から始めてみよう
・会社の外に人脈を求めよう
・FacebookやYouTubeを始めよう             

なんてことが出てきます。

でも、実際のところは

何ために、どのくらい資金が必要なの?
・副業って何をするの、そんなに簡単なの?
・どんな人脈が、何に役立つの?
・FacebookやYouTubeは何がいいの?

となってしまいます。結局のところ、この「何」がわかりません。

私が起業を考え始めた時も同じで

・得意なことはあるけど続けて行けるの?
・好きなことを仕事にするには何が必要?
・何が、自分らしい働き方になるのだろう?
・そもそも、自分に何が出来るのだろう?

いったい、「何で起業するの?」が、わからずモヤモヤ街道まっしぐら。一所懸命に考えても出てきませんでした(苦笑)

・ありたい未来が見えない
・自分はどう変われば良いかわからない     

そんな迷宮から抜け出すには2つのことがポイントになるものです。

◆時間の使い方を変えてみる
◆つき合う人を変えてみる                       

どういうことですか? と思ったかもしれませんね。

40代の起業準備に2つのことが大切になる訳は、「今までと同じでは見えてこない」からです。これからの人生後半戦で「あなたが何をやっているのかは、今の延長線上にはないところにある」からとなります。

40代の起業準備を前に進める行動とは

時間の使い方も、付き合う人を変える場合も、行動に移すには最初にやることがあります。起業準備を考え始めた時に、やっておきたいポイントは「不要なものを捨てる」です。

だってね、一杯になっているバケツに水を注げばどうなりますか。当たり前ですが溢れますね。40代ともなれば守りたいものがたくさんバケツにはいっています。それが、今のあなたかもしれません。

時間や付き合う人を変えて、新たな知識を自分のものにするには先に要らないものを捨てておくことが重要です。これをちゃんとやっておかないとね、「自分のバケツに入れるスペース」がありません。

私の場合「自分で仕事を始めよう」と本気で決めたときから、

・地元静岡(支店)へ戻り東京の慌ただしさを捨てた

・役職を捨てることで身軽になった

・不要と感じた会社の飲み会をやめた

・残業をやめて定時に帰社することにした

すると、背負い込んでいた荷が無くなり、気持ちがグッと楽になって自分の時間が生まれました。もちろん、不安な気持ちはありましたよ。長年会社で培ってきた人のつながりを捨てたと言っても、毎朝、会社に行かなきゃいけませんからね。そんな中で仕事をする気持ちは結構シンドイものです。

しかしですね、ここで会社に未練を残すとブレーキがかかって未来へのアクセルが踏み込めません。だから、自分が決めたことの実現に向けて時間をつくり、起業塾やコミュニティで学びながら新しい知識を得ました。今までとは違う人達に出会うことで気付きを広げながら準備を進めることができたと言うことです。

起業直後は商品を組み立て、最初はセミナーをやっても空振りが続くことも経験しました。失敗は改善したり、バッサリ捨てたりと思考錯誤しながらも、やり続けることで「他人評価に踊った人生が夢中になれる毎日」に変わって行きました。

詰まるところ、不要なことは捨て、未来の働き方が入り込むスペースをつくったことがポイントだったのです。

まとめ

40代で起業準備を始める前に意識してほしいことは「時間の使い方を変えてみる」「つき合う人を変えてみる」、この2点です。そして、それを実行するために「不要なものを捨てること」が重要になります。そうすることで新しい時間の使い方、新しい人のつながりを手に入れることが出来ます。

だからと言って、いきなり会社員を辞めるのではなく、そのままで準備を始めて行きましょう。その理由は毎月のお金のリスクを最小限にできるやり方だからです。給料をもらいながら準備しておくと言うことになります。

考慮しておくことは時間的制約を受けるという事実です。だからこそ、ゴールに向かっていくには必要ないと思ったものは捨て、身軽になっておくことが大切になります。つまりね、自分スタイルで生きて行こうと思う気持ちがないと準備は前に進まないのです。言ってみれば「未来への覚悟」となります。

40代からの人生後半のあり方を「会社」は決めてはくれません。「あなた自身」が創っていくものです。

起業準備中はモチベーションが乱高下し苦しい時もあります。が、しかし、その壁を越えれば「ありたい未来」が拓けます。その覚悟を持って頑張って行きましょう。

それでは「楽しむ」を大切に