【脱サラする前に身につける力】起業を支える超重要なもの
脱サラして自分らしく仕事がしたい、起業してみたいと思ったときに重要な力って何だと思いますか?
●集客する力
●商品をつくる力
などが浮かんだかと思います。
でも、そうではありません。確かにどれも起業に不可欠なものです。しかしながら、一番大切な力は別にあります。
それは「コンセプトをつくる力」です。
今日はコンセプトが起業に最も大切なのか、その理由についてお伝えしたいと思います。
起業に重要なコンセプトってなに?
結論から言いますと「働き方軸」です。起業するうえでの「中心」にあるものとなります。なにか漠然としていてわかりませんでしょうか。では、言葉を変えますね。お客様から見た「あなたの魅力」「あなたが提供する価値」を言葉にしたものです。
これがビジネスの成功を左右します。
私たちは日常の生活の中で当たり前のようにコンセプトという言葉を使っています。あの商品・あの芝居・あの店のコンセプトは○○、というような感じで話していませんか。でも、コンセプトって何と聞けば曖昧になってしまうかと思います。
では、起業を志したあなた、起業準備を始めたあなたのコンセプトは何でしょうか。働き方の中心にあって魅力的な価値は何でしょうか。コンセプトとは、一度聞けば頭の中にイメージが浮かび、使ってみたい、観てみたい、行ってみたいと未来を予感させてくれる、この言語化がコンセプトと言うことになります。
起業準備はコンセプトづくりから始まる訳
起業を考え始めるとアイデアを探し、そのアイデアを商品サービスにしようと考えがちです。上手くいくこともあるかもしれません。でも、起業は博打ではありません。かもしれないでは不安ばかりで前には進んでいけませんね。コンセプトとは高確率で起業を軌道に乗せるものです。
当たり前ですが、起業すれば競合が存在します。同じような商品サービスは検索すれば、たくさんでてきます。「あなただけ」なんてことは余程のことがない限りありません。果たして選んでもらえるでしょうか?
選んでいただくためには、お客様から見て「魅力的で価値がある」と思われること、「未来を予感できる」ことです。この2点です。つまり、起業のコンセプトがボンヤリしているとお客様は選んでくれないと言うことになります。あなたの商品サービスは競合と比べて魅力がある。差別化されるコンセプトが必要だと言うことです。
コンセプトのつくるための考え方
起業はコンセプトが8割です。コンセプトから商品が生まれ、集客するための情報発信が生まれ、身近なものでは名刺、キャッチコピーになります。ビジネス活動に一貫性を持たせるものです。
ビジネスの軸となるとコンセプトをつくる考え方は次のように押し出していきます。
●どのような競合と差別化をはかり
●どんなあなたの強みを軸に
●あなた自身を
●あなたの商品を
自分の目線・思い込みではなく、お客様の目線で考えていくことが大切です。
コンセプトづくりは「質」ばかりを追いかけて、こうでなきゃいけないみたいに取り組み始めると頭が混乱してきます。起業準備が止まってしまいます。最初の段階では「結論」を求めてはいけません。そうではなく「数」を出していくことがコンセプト創りのコツです。
起業のマナビ場【起想塾】のカリキュラムの中で「自分価値づくり」ワークを行うことがあります。ワークの終盤、あなたの強みはなんですか?と聞くと、皆さん○○です、とお応えしてくれます。でも、これで良いのですか?と確認と答えを求める目線が痛いほどわかります。そんな時の私は「イイですね」、もっと具体的に「だれに」「なにを」を掘り下げましょうとお応えします。
すぐに完璧な答えを見つけようとすると「脳」は反発して思考を停止してしまいます。ましてや、自分の中で腑に落ちていません。とにかく「数」を出していくことです。「数」が出てきたところで「質」に転換します。絞り込み、質を高め腑に落としていただきます。腑に落ちたとき起業準備は加速します。
フランス料理ではソースが命だとよく耳にしますね。材料を揃え、吟味し、煮込んでいきます。時間も必要です。そうして時間をかけたものは納得できるソースに仕上がります。「起業のコンセプト」も同じです。少しずつ熟成していくものです。人は結果をすぐに求めたくなります。でも、選ばれるためのコンセプトをつくる時は、すぐに結果を求めない、「数」を出す、吟味する、そして「質」に転換していきます。自分の腑に落ちた時が完成です。
まとめ
脱サラして起業してみたい、自分らしい働き方を創りたいとお考えなら「コンセプトづくり」から始めましょう。コツは「数を出す」、「絞り込む」、「質に変える」ことです。時間をかけて、コンセプトを熟成させていきましょう。そうは言っても3ケ月程度ですが。
コンセプトが固まることで、お客様が明確になり、商品サービスは魅力的で価値のあるものに変わります。そして、お客様にとって未来を予感させてくれるものとなります。きっと「選ばれるあなた」に変わって行くはずです。
それでは、「楽しむ」を大切に