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3. 50代の起業準備、定年後に「ぬれ落ち葉」にならない方法

テレビ番組の中で「ぬれ落ち葉状態」をテーマに10分ほどのショートプログラムがありました。これが結構、おもしろかったのですね。定年後にサラリーマンが失うものから始まって、奥さんの気持ちまで、まさしく、定年後のあり方でした。

あなたの周りには、ぬれ落ち葉症候群の方は見当たりませんか？

定年後にぬれ落ち葉になってしまうサラリーマンが失うもの

ある日突然、キッチンに立ち、買い物についてくる。やることがなくなり、奥さんにぬれ落ち葉のように、まとわりつく。定年を迎えたサラリーマンには、少なからず、あてはまる方がいらっしゃるかと思います。意外にも、会社一筋、家庭を振り返らずに一生懸命働いてきたサラリーマンに多いようです。やることがなくなってしまうとは?  定年後に失うものは何でしょうか?

次のようなものがありますね。

ぬれ落ち葉になったサラリーマンの勘違い

特に、スケジュールとモチベーションがなくなることが、良くありません。気持ちがバーストして、これからの予定が真っ白、モチベーションも上がりません。今までは、スケジュールは他人が決めています。この他人と言うのは、会社の仕事がスケジュールを決めているということです。従属した毎日を過ごしてきたことが、いけません。

定年後は、毎日のスケジュールは自分で決めなければなりません。やることがないから、とりあえず、映画でも観に行く、ゴルフに出かける、買い物についていく、この「とりあえず」がいけませんね。目的があっての、とりあえずは、肩の力を抜く意味で良いことです。目的もないのに、とりあえずは、やり過ごす毎日に他なりませんね。

50代のうちに、仕事以外の場所(第三の場所)を見つけなかった結果です。第一の場所は会社、第二の場所は家庭、第三の場所はやりがい(生き方をつくること)です。今までは肩書があり、ある程度の評価をもらい、毎月給料が入る、それが人生と勘違いしてきたからです。

定年後にぬれ落ち葉にならいないために、やっておくこと

少し立ち止まって、人生後半の在り方を考えていたら「ぬれ落ち葉」にはならなかったのではないでしょうか。趣味でも、ボランティアでも結構です。料理が好きなら料理教室に通ってみる、海外旅行好きなら英会話を習って一人で旅行をしてみるとかです。

夢中になれること、好きなこと、やってみたいことを描いていたら、人生後半のスケジュールは、書き込みで一杯だったと思います。それが趣味でも良いかと思います。それが教えることにつながれば、起業という選択肢もあります。生活に少しの贅沢を添える稼ぎになります。人生後半を充実した時間に変えてくれます。生涯現役で居られるということです。

定年退職後、「ぬれ落ち葉」にならいないためには、50代会社員のうちに、第三の場所「やりがい」ということを考えておきましょう。

それでは「楽しむ」を大切に