脱サラしてまで起業したい理由は何ですか?

あなたは「なぜ、脱サラしてまで起業したいのか」と考えたことはありますか?『脱サラして起業』と言っても、人それぞれ理由があるかと思います。
今更、何をと思ったかもしれませんが、起業を考え始めた人は、かなりの確率で「その理由」がハッキリしていません。なにか抽象的で曖昧です。
実は、起業を軌道に乗せて行くには「なぜ、自分でビジネスを始めたいのか」、その答えが大切になります。
今日は「なぜ、脱サラしてまで起業したいのか?」を紐解きながら、起業準備を前に進める2つの欲求について考えてみたいと思います。
目次
「脱サラして起業」基準になるポイント

脱サラしてまで起業してみたいと考え始めた時は、「2つの欲求」を考えてみることが有効です。
それは「仕事の環境に根差した欲求(不満)」「仕事の内容に根差した欲求(不満)」です。
起業する人とは、この2つの欲求(不満)が交わる人です。
例えば、仕事の環境として
・理不尽な評価に耐えられない
だとすれば、転職すれば済む問題かもしれませんね。
が、しかしですよ、
・今の仕事が楽しくない達成感もない
・今の仕事に興味や関心が持てない
仕事の内容に根差した欲求(不満)が加わると「自分で創り出す」しか「楽しめない」となります。業種・業態を変えて転職しても、そこで理想の環境をつかむ確率は極めて小さくなりますよね。
「2つの欲求(不満)」を強く感じるのであれば、あなたにとって脱サラで起業は素晴らしい働き方の選択肢になり得ます。
改めて起業の理由、あなたの働き方の根っこにあるものを考えてみてはいかがでしょうか。
起業の理由が曖昧になる訳

起業の理由が抽象的で曖昧になってしまう要因は、イメージできないものを言葉にすることは難しいからです。
脱サラして、起業してみたいと考え始めた時、「あなたは何を仕事にしたいのか」具体的なイメージがありますか?
例えば、テニスって言えば、どんなスポーツかはわかりますよね。つまりね、今の会社とか、今の仕事は知っているので、それを基準にして「これではないよなぁ」と判断をしているのではないでしょうか。
その結果、
・だから、自分らしく仕事がしたい
・漠然と起業してみたいと想う
と、曖昧な状態になりやすいものです。ご自分の働き方とは「どんなスタイルなのですか?」となると難しいものです。
脱サラがイメージの中心になってしまってはいけませんよね。ご自分の働き方を創りだすことが起業です。
起業準備のはじめ方

起業とは「自分らしさを具体的にすること」がスタートです。そのために、2つの質問に対する答えを作ります。
・なぜ、その仕事がしたいと思うのですか?
ご自分の働き方を具体的にイメージできて、言葉にして話すことが出来るようにすることがブレない自分の軸、起業の土台を固めると言うことになります。
起業は家を建てる時を想像するとわかりやすいものです。例えば、基礎工事を手抜きしたらどうなりますか。地震が来れば傾きますね。
起業も同じことです。土台の上にビジネスの仕組みが乗っかります。土台が無ければ廃業してしまう確率は高くなるものです。
私自身、早期退職、脱サラで起業した今も、頭がドッ散らかった時は「なぜ、その仕事がしたいのですか」、ここに立ち戻ります。するとね、「やっぱりこの仕事だよな」とポジティブ脳に変われるものです。
でも、”いつかは起業してみたい”
と感じているのであれば「ブレることのない働き方の軸づくり」、土台を固めることからスタートしていきましょう。
終わりに
今年こそは起業準備を一歩進めたいと、新しい手帳を買っても、イメージできないから手が止まる。半年過ぎて、ありゃま、白紙だらけと反省しきり。「来年こそは・・・?」と、ならないためには、自分の気持ちを確かめておくことが大切ですね。
新たな年の幕開けは、気持ちを行動に移す幕開けでもあります。でね、新しい手帳を活かすためのポイントをお伝えしますね。
最初のページに「こんな働き方をしたい」と、いま今イメージできる限り具体的な言葉で書いてみましょう。そして、その終わりに“2022年12月”みたいに“何年 何月”と期限を書いて下さいね。
理由は、前回のコラムでお伝えしたように期限があると逆算思考が働いて「いつまでに」「何をしよう」と計画と行動力が生まれます。するとチェックするために手帳を見返すことになり、埋まるのですね。これ、私の実感(笑)
起業して幸せをつかむ人は「やってみたい」を「やってみる」に変えられる人です。だから、「妄想は構想に変わる」のですね。
それでは、「楽しむ」を大切に
追記
メルマガでお伝えした「行動できる人になる3の法則」ワークシート付プレゼントですが、思いのほか、たくさんの人にお申込みいただきありがとうございました。本年も「自分スタイルの幸せをつかむ」起業のあり方・やり方をお伝えしたいと思います。
