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3. 起業は「自分らしさ」を具体化することで始まる訳

「どうして起業したいのですか？」この質問にあなたは、どのように応えますか。これは個別相談に来られた皆様に必ずお聞きする質問です。

至ってシンプルな質問ですが、とっても大事なんです。その理由は、起業のスタートラインがここにあるからです。

起業すれば、上手く行くことばかりではありません。失敗することも出てきます。すると「なぜ、この仕事をやっているのだろう？」と頭を抱える場面にも直面します。

この時に「どうして起業したいのですか」を腑に落としておかないと大きな判断ミスを犯してしまいます。あらぬ方向に動き出し、不安の堂々巡りが始まるものです。

今日は、「どうして起業したいのですか」この答えが最初の一歩になる理由についてお話ししたいと思います。

「自分らしさ」を具体化することが起業のスタート

起業の理由は「具体的」であることが重要です。なぜならば「抽象的」では相手に伝わらないからです。個別相談に訪れる方の多くは「自分らしい働き方をしたい」と起業の理由をお話しされます。

それでは、「自分らしい」とか「自己」とは何でしょうか？

どのようにも解釈でき抽象的な表現です。具体的にできないから「自分らしい」を前に付けて、逃げているように聞こえてきます。なんとも都合の良い言葉ですね。

例えば、このような表現はいかがでしょうか。

これって、具体的に、どんな状態になるのか想像できますか？ 私には想像できません。一体、自分にとって、どんなメリットが得られるのかが分かりません。

ここを具体的にしていくことが起業準備の最初のステップとなります。

自分らしさが具体的になると「強み」に変わる

今の世の中、様々な商品で溢れかえっていますね。同じようなものは五万とあります。でも、この人から購入したいと思う人は、どんな人でしょうか。

その人の情熱や経験が伝わる人から買いたくなりませんか。そこに共感し、親近感を覚え、「この人なら」と気持ちが動くのかと思います。

「自分らしい」を具体的にするとは、あなたの提供する価値を明確にしていくことになります。それがお客様との関係性を強くし信頼関係につながります。だから、対価を得られるのです。

「自分らしい」が具体的になると伝えたい気持ちが身振り手振りにも出てきます。具体的にして行くことで、情熱とかワクワク感も自然と高まるものです。あなたの想いを伝える力は何倍にも広がり、人が集まってきます。だから、選ばれるあなたになることができます。

起業する上での「強み」となり「選ばれる価値」に変化していきます。

起業考え始めた時は、自分らしさを明確することに時間を使いましょう。

まとめ

当たり前ですが、起業するとはビジネスをすることですね。抽象的な表現では相手に伝わりません。起業を考え始めた時は「自分らしい」を具体的な言葉にしていきましょう。

情熱、好き、得意など、あなたの強みを「具体的」に、それを「提供価値」に変えて、言葉にしてを伝えられることが起業のスタートラインです。

きっと、その先にはワクワクする未来が待っているはずです。

それでは「楽しむ」を大切に